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ecocert基準のオーガニック毛布を追って-その?

洗いの工程が終わったものがトラックで入荷。

輸送段階で汚染されないよう輸送に使用されるトラック
は洗剤を使用して洗ってはいけません。
運送会社はオーガニックコットンが汚染されたり、他の
ものと混ざらないよう有機JAS法の管理基準に基づいて
管理している事を宣誓供述書にサインせねばなりませ
ん。
運送会社さんまでとは驚きました。

農場を出てお客様の手元に着くまでにオーガニックでな
いコットンが混ざったり、船やトラック等輸送段階や製造
段階で汚染されてはオーガニックとは呼べないのです。

一般的にオーガニックコットンとして販売されている商品
はトレーサビリティが取られていないものが多く、例え
原綿がオーガニックであっても最終製品になった時に
有害物質に汚染されていたり、一般綿と混ざってしまっ
てオーガニックコットン100%と書かれていても実際の
商品がオーガニックコットン100%でなくなってしまって
いる場合も多々あるのです。

こちらアオイ整染さんでは乾燥工程を行っています。
水分を含ませる加工を施した後、大型の衣類乾燥機の
ような機械で乾燥させます。
水分を含ませる加工を施す事でよりボリュームが出て
ふっくらするそうです。

乾燥


乾燥機の下にたまった生地から抜けた糸くずなどを手で
取り除いた後、エアガンとオーガニックコットンの生地を
使ってさらにきれいに清掃します。




カテゴリ: オーガニックコットン shus (2008年10月09日) Permalink


ecocert基準のオーガニック毛布を追って-その?

木下染工場さんへ訪問。
高野山の麓のこの地域では様々な工程が分業されています。
まだまだ工場で加工するもの全てをオーガニックコットン
には出来ないので、一般綿と混ざらないように、
オーガニックコットンが有害物質に汚染されないように
しなければならないのです。

織物工場からヌキ工程が終わったものが入荷。
こちらでは綿に自然に含まれる油分を落とす洗いの
工程が行われています。
オーガニックコットンの洗い加工は1つの決まった槽を
使います。

洗い
オーガニック以外のものも加工しているので洗浄水が
飛び散らないよう全ての水槽が囲われていて、
午前中先にオーガニックを加工し(オーガニック加工中
は他の機械は全てストップ)その後従来品を加工してい
ます。
乾燥工程の前にまず機械の清掃から。
オーガニックの布で水拭き・から拭き両方行います。
機械を清掃した方法・時間・加工開始時間・加工量全て
を記録し5年間保管します。
午前中に清掃して午後に加工すると時間があくので
その間に汚れてしまうので加工直前に清掃しなければ
ならないのです。

染工場内で使用されているフォークリフトは全て電動。
オイルのフォークリフトは使用してはいけないそうです。





カテゴリ: オーガニックコットン shus (2008年10月02日) Permalink


ecocert基準のオーガニック毛布を追って-その?

次に訪れたのは野上織物さん。

まず生地を織るために撚糸メーカーから入荷された数百個の
チーズから整経というドラムに巻き取る作業。
ドラム


そして又ドラムからビームと呼ばれるものに糸を巻いていきます。
毛布生地には3つのビームが使用されていて、1つのビームには
なんと4200本もの糸が巻かれているのです。


ビーム
最上段には毛布のパイル部分を構成する糸が、下2段はタテ糸になります。

織
上下に地組織、間にパイル地が出来、生地の間をスラ
イスすると一度に2枚のパイル生地が出来るのです。

こちらで製造されているシール織(アザラシの体表の様
な緻密な織物)は和歌山の名産で特許となっています。

スライスされたパイル地の横糸を手作業で抜いていきます。
横糸を抜く事で裏側に出ているパイルが表に出て両面
パイルになります。

ヌキ
抜く作業をお手伝いさせてもらいましたが、数本ならラクラクと
でもまとめて10本程度抜こうと思うと結構力がいるのです。
30m抜くのに2人で2時間かかるとの事でした。

生地が織り上がった段階で検査され、ヌキ工程後に
再度検査。
ここで一旦洗いの工程の為に染工所へ。

ものが移動する時には必ず明細書と共に。
明細書には送り先、送り主、品名、数量が記載されて
いるのは当たり前ですが、オーガニックコットンの原綿
のロットNOも記入され入出荷の際にはきちんと確認
されています。



カテゴリ: オーガニックコットン shus (2008年10月01日) Permalink


ecocert基準のオーガニック毛布を追って-その?

まずは昭和7年創業の撚糸屋さんに訪問。
歴史を感じさせる建物です。
建物
天井


綿(ワタ)の状態から1本の糸にしたものが撚糸屋さん
に入荷。1本の糸は太い部分や細い部分があり凸凹
なのですが、糸を2本3本と合わせて撚りをかけることに
よって均一で丈夫になり、又生地にした時に滑らかな表
面になります。
市販の縫い糸も1本に見えますが、実は2?3本の糸
を撚って1本の糸にしているのです。
毛布用はふんわりと又シーツ用はしっかりとなど用途に
合わせて撚りを変えています。


チーズ

これはチーズと呼ばれる撚糸後の糸。○○kgという風に
重さの単位で入荷され、撚糸屋さんではm(メートル)
長さの単位に置き換えて出荷します。
通常より長ければ糸が細くなっていて、逆に短ければ
太くなっているという事。
糸の太さにバラつきがあると生地にした時に厚かったり
薄かったり均一にならないのでとても気を使う大事な
部分なのです。

野生児のオーガニックコットンは自身の持つ油分や水分
や硬さにバラつきがあるので均一な糸にするにはテクニ
ックが必要です。
撚糸の工程でも一般綿に比べて糸が切れやすく
スピードを落とさなければならないので生産性が悪い
のです。
又こちらの近所には柿畑があり、オーガニックコットンが
汚染されないよう農薬散布シーズンを外して生産されて
いるそうです。
オーガニックコットンを生産するにはいろいろとご苦労が
あります。


隔離

このビニールシートの中でオーガニックコットンの撚糸が
行われています。
異物が混入しないよう又ワタが外に出ないようビニール
シートで隔離しています。



撚糸工程
上に置かれた糸から撚糸されて下に巻き取られています。


集塵
床に落ちたワタぼこりを黒いホースで吸い上げています。


歴史のある林撚糸さんでは今でも40年前の糸を再現
出来るデータが残っているそうです。


絨毯
これはなんと国会議事堂の絨毯と700系のぞみの
シート!


のぞみ
帰りに乗ったのぞみのシートを撮影して見ました。




カテゴリ: オーガニックコットン shus (2008年09月17日) Permalink


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