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ご質問に答えて:「入浴剤に工業用の重曹を使っていいですか? 食用だと高いので」

ご質問に答えて:「入浴剤に工業用の重曹を使っていいですか? 食用だと高いので」

重曹を入浴剤に使う際は、工業用のを使ってもいいですか?
とのご質問に答えて…

残念ながらお勧めできません。
工業用の重曹は原料として1%以内の不純物混入を認められており、
製造方法にもよりますが、その不純物の中に人体に有害なものが、
混入していないとは断言できないからです。体に使うには安全が第一です。

たとえば、お塩と同じように考えてください。以下はご参考までに、
同じ名前でもグレードが違えば、安全性と用途は全く異なるという例で。

薬用塩は生理食塩水や輸液など、手術や点滴に必要不可欠な素材です。
食卓塩は、料理や入浴など、人間の身体に近いところで家で安心して使えます。
工業塩は苛性ソーダや塩化ビニル、石けん、ガラスなどを作る原料に使います。

さて、では工業塩を食卓塩と同じように料理したり口に入れたり、
自分やご家族の身体に使ったりしようとお考えになりますか?

食用の重曹は高い、とのコメントは、
なにと比べるか、という視点のお話になると思います。

薬用と食用は純度でいえば同等の検査に合格していますので、
食用はむしろ重曹全体の中でコストパフォーマンスが高い、
つまり比較的安くて安全で、何にでも安心して使える、と、
評価できるのではないかと考えます。

いろいろな業者さんが食用の重曹を詰めて売ってらっしゃいますが、
同じ食用グレードでも価格には開きがあります。一例ですが、
私どもクリーン・プラネット・プロジェクトのネットショップでは、
生活者の視点で安全な食用重曹をまとめ買いで安くお分けしていますし、
ドラッグストアやホームセンターでは、CPPの趣旨に賛同して、
工業用(お掃除用)重曹の横で、食用重曹を、リーズナブルに、
一般販売し続けているメーカー(niwaQさんといいます)もあります。

あるいは、コストコなどの郊外にある大型輸入スーパーでは、
アームアンドハンマー(米国製、食用)の重曹を、
5kg、20kgといった大袋で輸入販売していますし、ネット上でも
オークション等で安く見かけることがあります。

ちなみに、海外では一般に手に入る重曹は「食用」のみで、
それが当たり前のグレードであり、安全性の常識となっています。

選ぶ目を持った市民が増えれば増えるほど、日本でも、
食用重曹の価格や安定供給のルートがこなれ育まれていくはずです。

海外の「当たり前」に近い価格を実現している国内の食用重曹の良心的な供給元を、
身近な手に入れやすいところで、ぜひお探しになってみてください。



カテゴリ: プラネット日記 io 2014年07月08日(火) Permalink

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