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【イセヒカリ便り】2015年10月

イセヒカリは今年から産地直送になります。
その打ち合わせに生産者の吉松さんのところへ行ってきました。
山口宇部空港から車で1時間半走ると吉松さんの田んぼに到着。
久しぶりにお元気でますます活躍されている吉松さん
に再会できたことがとてもうれしく、
イセヒカリの原種を守る思いなど話は尽きません。


田んぼには収穫直前の見事に実ったイセヒカリが美しく並んでいました!


前回は収穫のお手伝いをしたのですが、
今回は日帰りなのでお手伝いできずに残念。。
有機栽培で大変なのは草との闘い。



吉松さんは稲を植える、草をとるにも経験からわかった
一番いい時期に行うことで草取りの手間を省く工夫をされていて、
あってもいい程度の草はあるバランスのとれた田んぼにされています。



吉松さんが丁寧に育ててくださったイセヒカリは、
11月中旬以降販売開始の予定です。
雑誌「サライ」をご覧になった方からもお問合せ
いただきありがとうございます。
販売までもう少々お待ちくださいませ。


カテゴリ: イセヒカリというお米 みっきー (2015年11月25日) Permalink


イセヒカリの原種をお米にしたもの

CPPがお届けするイセヒカリ、
山口県徳佐にいらっしゃる吉松敬祐さんに作っていただいています。

吉松さんが作っていらっしゃるのは全てが原種で、農家にわたって種籾を生産するのに使われます。
CPPがお届けするお米は「イセヒカリの原種をお米にしたもの」です。

はて、「原種をお米にしたもの」って? 
すぐに理解できた方は、すばらしい。

まず、知っておきたいのが、「お米の生産方法」。
下の図をご覧下さい。
私たちがお米を店頭で手にするまでに、これだけの生産工程があります。
お米の生産工程

ご存知の方も多いかと思いますが、
お米の生産者(農家)は、自分の田んぼで収穫したお米ではなく、
JAなどから毎年「種籾(たねもみ)」を購入して、お米を生産しています。(図の4)

図を順にご説明すると、
品種の「原原種」といわれる種子は育種された農業試験場などで貯蔵しています。
イセヒカリの場合は民間で育種された品種なので、
吉松さん宅と山口県神社庁に100年分の元種が冷凍庫に保存されています。
2箇所で保存しているのは、何かの事故で元種が失われる危険を避けるためです。

イセヒカリの場合、貯蔵してあるの元種200gを水田に植えて増殖して「原原種」がつくられます。(図の1)
そして、「原原種」を次の1年で増殖して原種が作られます(図の2)。
その原種は種籾を作る農家で増殖されて「種籾」が作られ(図の3)、
農家は「種籾」を購入して一般消費者向けのお米を生産します。(図の4)

稲からお米が取れるのが年に一回ですから、私たちが店頭でお米を手にするまでに、
4年かかってるということになります。

なぜ毎年種籾を買うのでしょうか。
自分の田んぼから収穫したお米を来年のお米の生産のために保存する方法を「自家採種(じかさいしゅ)」といいますが、自家採種を繰り返すと、その品種の良い性質がだんたん薄れていくことがあります。

それは、人間もそうですが、親と全く同じ子供はできません。
そして、隣に違う品種が植わっていれば、その品種と交配する可能性もあるのです。
したがって、コシヒカリならコシヒカリの特性、イセヒカリならイセヒカリの特性をもったおいしいお米を生産するために農家は毎年種籾を買う訳です。


では、イセヒカリについて。
吉松さんはイセヒカリの品種の固定に携わった方で、
神社庁より依頼されて原原種を保存されています。
そして全国のイセヒカリの原種の生産をされています。
その原種が特定の生産技術を持った農家(採取農家といいます)にわたって種籾を生産するのに使われます。
その原種でCPPのお米を作ってくださっているのです。
普通の流通米よりも二代早い段階でいただいている、イセヒカリの二代目、より純粋なのです。


イセヒカリ本来の美味しさ。
イセヒカリは伊勢神宮より山口県の農業試験場に渡り、品種が固定されました。
稲はその育つ風土によって味が変わってくるといいます。
したがって、山口県の土地で育ったお米がもつイセヒカリの味がもっとも純粋なイセヒカリの味、それも、品種を固定された吉松さんが作っていらっしゃるからこそ、本来の理想とするイセヒカリの味がCPPのイセヒカリで味わえるのです。



ちょっとマニアックな視点からのイセヒカリをご紹介してみました。
こんなことを頭の片隅におきながら、イセヒカリを味わってみてはいかがですか?
また、これからはもっと様々な品種や自主流通米が出てくる時代、
ちょっとこんな知識をもとに、いろんなお米を試してみるのもおもしろそうです。



参考:
バーチャル未来科学館(http://common.pref.akita.lg.jp/kagakukan/2f/nousan/1/menu6/a.html)
奈良県(http://www.pref.nara.jp/10021.htm)
庄内平野のホームページ(http://shonai.zennoh-yamagata.or.jp/situmon/fqa/s_16.html#11)


カテゴリ: イセヒカリというお米 bubu (2014年12月05日) Permalink


なぜイセヒカリ玄米は2kg真空パックなのか?

あのう、
真空にしたら、
イセヒカリの玄米、
息がつまって死んでしまう、
なんてこと、ありませんか?

この質問を投げかけたとき、
あまりに意外な内容だったのでしょう、
農家であると同時に科学者でもある、
吉松さんのリアクションは「目が点になる」、
といった感じでした。

が、次の瞬間、破顔一笑、
そうかそうか、人間の身から想像すれば、
そう考えて疑問を持つこともありえますね、と、
以下のことを教えてくださいました。

「泥炭の中で発見された大賀ハスのこと、知っていますか」

はい。2000年前の地層から発見された縄文時代の実から、
東大の大賀博士が発芽に成功した、古代のハスですね。

「そうです。あれがよい例ですが、
 ハスや水稲といった水生植物の種子は、
 乾燥して酸素のない状態で休眠すると、
 100年以上、発芽能力を保ったまま、
 生き続けることができるんですよ」

100年以上??

「ヨーロッパの麦には130年前の種が芽を出した、
 という記録がありますし、日本のイネにも、たとえば、
 古い蔵の土壁に塗り込められたモミが、
 壁から取り出されると発芽する、
 といったことがおこります。
 
 わが家の古い蔵を建て直したときに出てきたモミも、
 明治時代の品種ですが、ちゃんと発芽しましたよ。
 そうめずらしいことではありません」
 
壁に塗り込められた状態というのは、
ほぼ無酸素状態ですよね。

「酸素というのは、
 私たちがふだん生きて活動するには必要でも、
 本来、生き物にとって害が大きいものです。

 きちんと乾いたイネの種子は、
 むしろ酸素のない状態のほうが、
 安全に、長い間、発芽能力を維持できます。

 まして玄米は、
 外をおおっているはずのモミ殻が取りのぞかれた、
 無防備な“裸”の状態なので、
 そのぶんいっそう、酸素によって傷つきやすい。

 玄米表面の脂肪酸も、酸素があれば、
 当然、“酸化”が進んでしまいますね。

 酸素はないほうがいいのです」

なるほど。真空パックにすることで、
玄米を、発芽能力のある生きたお米のまま、
袋を開けるまでおいしく眠らせることができるのですね。
それに、無酸素にすればやっかいな虫害も封じることができる。
一石二鳥、なんてすばらしいのでしょう。

「そのかわり、パックを開けたら冷蔵庫か冷凍庫に保存し、
 酸化や虫、カビなどを防ぎつつ早めに食べてください」

となると、2kg単位で小分けになっていることが、
とても便利ですね。女性も持ち運びしやすいですし、
一袋分が多すぎないですから、少人数の家庭でも、
食べきるのにそんなに苦労しないはず。

それに、真空パックはカチカチのブロック状態ですから、
なんなら本棚にでも、ふつうに立てて並べておけます。(笑)
どこでも常温で長期間保管できるので、
米びつから解放され、ほんとうに助かります。

「パックの透明ポリ袋は、
 まったく空気を通さないというわけではなく、
 わずかに出入りがある素材と考えてください。
 それゆえ、吉松農園では出荷の際、玄米を入れて、
 封をする前の袋に、脱酸素剤をポンと入れるだけですが、
 それがだんだんと真空になり、
 あのように自然にカチカチに固まるんです」

手間いらず。
味落ちず。
虫おらず。

作り手にも食べ手にも、
そしてお米自身にもメリットがある。

だからこそ、
無農薬栽培された貴重なイセヒカリ玄米は、
2kg真空パックでお届けします。

ふだん、私たちがスーパーやお米屋さんで見かけるお米の袋とは、
ちょっと違っているかもしれませんが、
特別な装置や薬品なしで玄米を保存し、手軽に輸送できる、
吉松さんのあざやかなアイデアです。

シンプル イズ ザ ベスト。
よく考えられた解決法は、
いろんな問題をいっぺんに終わらせてくれますね。

安心して、一袋ずつ、
おいしく召し上がってください。


カテゴリ: イセヒカリというお米 io (2012年11月13日) Permalink


イセヒカリの誕生ものがたり

平成元年のこと。伊勢神宮御神田は二度も台風に襲われ、コシヒカリはなぎ倒されてしまいました。その中に倒れずに立つ2株があり、その株の穂は明らかにコシヒカリと異なる穂でした。突然変異の如く生まれた変異種は、観察が続けられた結果新品種として認められ、平成8年に皇大神宮(内宮)御鎮座二千年を記念する稲として「イセヒカリ」と命名されました。
平成6年、伊勢神宮神田管理事務所より当時の山口県農業試験場長にその稲の評価を求められたことから、山口で原種圃が設けられ、10年かけて原種が特定されました。
作り良く、台風で倒れないくらいの強さをもち、食べておいしい「イセヒカリ」はまさしく「神様からいただいた稲」なのです。


カテゴリ: イセヒカリというお米 Sato (2006年10月05日) Permalink


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