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話題1053 | ■パン・洋菓子製造販売の方よりご質問(io代理投稿) io 2006/5/25(木)11:36 | |
パン・洋菓子をお作りの方より以下のようなお問い合わせをいただきました。 ご質問者を特定しない範囲で質問と回答を公開いたします。 みなさまのご参考になれば幸いです。 また、さらなるご意見、情報等お持ちの方がいらっしゃいましたら、 ぜひ、引き続きこのツリーを育ててくださるよう、 おおいにご投稿を歓迎いたします。 どうぞ宜しくお願いいたします。(^^) io −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Subject: タオル(ふきん)の洗濯と殺菌についてお尋ねします Date: Thu, 18 May 2006 10:42:41 +0900 クリーンプラネット様 はじめまして。パン、洋菓子の製造販売とカフェを営んでおります。今日は特にパンと洋菓子の製造部門で使う1日20枚〜30枚のタオル(ふきん)の洗浄と殺菌方法についてお尋ねいたします。以前は業務用のあまり環境によろしくない合成洗剤や塩素系漂白剤を使用していたこともありましたが地球、人のために負担のない方法をといろいろ捜し求めているうちにこちらの提唱される石鹸、重曹、それから酸素系漂白剤を使いたいと思い、1年ほど前から試行錯誤してきました。酢はいまのところ使用が定着していません。 現在は煮沸(石鹸、酸素系漂白剤使用)、洗濯機で洗濯(重曹使用)、漬け置き(ピュイラックスという業務用の殺菌剤使用)、脱水機を使わないで手絞り(洗濯機の雑菌による汚染防止のため)、夜間室内に干す という繰り返しを行っています。 汚れはおもに生クリームやバター、小麦粉などです。ご質問したいのは 1 上記の方法で漬け置きを酢に変えて十分な殺菌効果が得られるか 2 この方法で家庭ではなく営業として保健所の検査に対応できる 3 石鹸、酸素系漂白剤、酢の組み合わせは適当か 4 上記の方法ではなくもっと良い方法がありましたら是非お教えください。 人と環境に負担がないだけではなく、かつしっかり洗浄・殺菌効果のあることがとくに飲食店には重要です。家庭のレベルではなく業務用のレベルで考える際の使用方法と量についてお伺いしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ( ) |
投稿3 | ■煮沸は万能ではない io 2006/5/29(月)17:37 | ▲ |
ゴウルドさん、コンニチワ! > 煮沸自体は洗浄や殺菌にはならないのですか? お返事遅くなってすみません。 煮沸、殺菌になりますよ。 ほとんどの雑菌は殺せます。 ただ、お便りの状況を拝見しておりますと、 食品を製造して販売なさるプロの立場から見た衛生という意味では、 現状よりも手をゆるめないで気をつけられるほうがいいかなと思いました。 ひとつには、煮沸でも簡単には死なない菌がいる、という事実です。 特別な装置を使って高温高圧で殺菌するか、何度か間歇で煮沸を繰り返す必要があります。 (家庭ではそこまで気にする必要はないでしょうけど) もうひとつには、煮沸なさったあと、乾かす前にいろんなプロセスが入ってしまっているので、 そこで細菌をもう一度付けてしまうことは十分に考えられるということです。 本当はまず洗濯を行い、最後に殺菌して乾燥するのが、 能率よく、かつ経済的な方法ではないかと考えられます。 この原則は、家庭でも同じですね。(^^) ではでは。また。 取り急ぎ。 ( ) |
投稿2 | ■Re1:パン・洋菓子製造販売の方よりご質問(io代理投稿) ゴウルド 2006/5/26(金)20:51 | ▲ |
こんにちは タオル(ふきん)の洗濯と殺菌についての文章を読んで素朴に思って投稿しました。 煮沸自体は洗浄や殺菌にはならないのですか? ( ) |
投稿1 | ■Re0:パン・洋菓子製造販売の方よりご質問(io代理投稿) io 2006/5/25(木)11:40 | ▲ |
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Date: Thu, 25 May 2006 11:38:13 +0900 From: clean planet project Subject: Re: タオル(ふきん)の洗濯と殺菌についてお尋ねします このたびはお問い合わせメールをありがとうございます。 現在、パンや洋菓子をお作りの現場で、タオルの自然な洗浄と殺菌の方法を お求めとのこと、プロの方々にとってご関心の高い分野かと存じます。 以下はご質問への回答です。なお、このメール内容については、ご質問者を特定 されない範囲において、CPPの電子掲示板「地球に優しいフォーラム」に、閲覧 者全員に還元される知識として公開されますことを、あらかじめご了承ください ませ。 > 1 上記の方法で漬け置きを酢に変えて十分な殺菌効果が得られるか 酢には常温・単独の使用で殺菌効果はありません。 濃度に応じて静菌(菌数を増やさない)ができる程度です。 浸け置きのプロセスを酢に変えても効果は落ちると考えられます。 > 2 この方法で家庭ではなく営業として保健所の検査に対応できる 上記理由により、保健所の検査に対応できないと考えられます。 > 3 石鹸、酸素系漂白剤、酢の組み合わせは適当か 酸素系漂白剤は、有機物の汚れが残っているとまずそれを分解するために働き、 菌を十分に殺すに至らない場合があります。重曹を先に投じた石けん液で洗濯し、 汚れを取りのぞいてから酢によってリンス(すすぎ)を行い、最後に殺菌に酸素 系漂白剤を用いるのが効果的かと存じます。 > 4 上記の方法ではなくもっと良い方法がありましたら是非お教えください。 同じ材料の組み合わせでも、洗濯のあとで殺菌する、石けんよりも重曹を先に投 じるなど、順番によって効果は全く異なって参りますので、ぜひ一度上記に申し 述べましたような、ルーティンではない方法をおためしください。また、その理 由について、詳しい説明を必要の場合は、CPPの関連書籍にお目通しいただくか、 改めてコンサルティングをご用命いただければと存じます。 どうぞ宜しくお願いいたします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ( ) |
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