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話題501 | ■バランス石けんは本当に安全? ゆみぃ 2003/7/2(水)13:31 | |
最近、「バランス石けん」(商品名はグリーンウォッシュ)なるものが発売されましたよね。 高い洗浄力と環境を配慮した配合バランスが特徴で、特許も出願中だとか。HPを見てみたところ、界面活性剤APG(アルキルグリコシド)が入っているというのは書いてありましたが、そのたの成分についての記述は見つけられませんでした。 あの洗剤って本当のところどうなんでしょう?洗浄力もよく、環境にもお肌にも本当に優しいというのいうのなら、ナチュラルランドリー派にもうれしい洗剤ですよね。 ( おうちをどんどんナチュラルにしたい ) |
投稿1 | ■Re0:バランス石けんは本当に安全? io 2003/7/3(木)10:58 | ▲ |
ゆみぃさん、こんにちわ。 フォーラムにようこそ。 > 高い洗浄力と環境を配慮した配合バランスが特徴で、特許も出願中だとか。HPを見てみたところ、界面活性剤APG(アルキルグリコシド)が入っているというのは書いてありましたが、そのたの成分についての記述は見つけられませんでした。 そうですね、ニッサン石鹸さんのホームページには、 それ以上のご説明はないようですね〜。 > あの洗剤って本当のところどうなんでしょう?洗浄力もよく、環境にもお肌にも本当に優しいというのいうのなら、ナチュラルランドリー派にもうれしい洗剤ですよね。 うーん、ビミョーですね〜。 いわゆる「複合せっけん」の一種だと思いますが。 (複合せっけんは70%以上が石鹸成分であることが必要ですが、 その配合割合すらホームページになかったので、合成洗剤と呼ぶべきか、 複合せっけんと呼ぶべきか、これだけでは判定不能。バランス石鹸って何?(^^;) というのは、アルキルグリコシドは、まだ使われ始めて歴史の浅い、 したがって毒性のある/ないのデータがあらゆるレベルできちんと集まり切っていない、 高級アルコール系界面活性剤なのです。(トウモロコシ原料。非イオン系、糖質系。 アルコールと多糖類のエステルにより、発泡作用、界面活性作用を持たせてある) アルキルグリコシドは、比較的人の手肌に優しい、生分解性も良いということから、 これまでの合成洗剤に使われていた界面活性剤よりも効果を謳いやすいので、 メーカーさんたちは大変注目しているようです。 COOPさんのキッ○ンマイルド1/2という製品にも採用されているようですね。 ほかにも、洗剤だけでなく食品、薬、化粧品、殺精子剤にも使われています。 しかしながら、植物由来であればいいのか、 「人の」手肌に優しければいいのか、一見、生分解性がよければいいのか、 ということは、もっともっと地球レベルの水の未来に鑑み、 慎重に考えていったほうがいいように思います。 以下に、様々な参考資料をピックアップしますので、 まずはそれぞれ、ご覧になってみてください。 (1) http://www.mitomo.com/kako.htm エコロジカルな掲示板 旧掲示板ログ ここの過去ログ13(2000/05/08−2000/06/14)より、 13461「石けんが優れていると思う点」(たなべさんのご発言 5/12-17:43) ちょうどアルキルグリコシドが出回り始めたということで、 その性質について、石鹸と比較して考察してらっしゃいます。 同じく過去ログ10(1999/12/21−2000/02/18)より、 9573「Re:天然成分100%と合成成分?? (長文)」(ようこさんのご発言 2/2-12:31) 非イオン型界面活性剤について、水関係の調査をやってらした方からの意見として、 かなり詳しいお話がうかがえます。 (2) http://www.jpccn.org/psq/syndet-main.html 市民の化学ネットワーク設立委員会さんのホームページより、 合成洗剤と水処理問題の項の、4の捨てる問題(水環境へのインパクトの問題) 警告―短絡的な解釈に基づいたBOD説に注意せよ! をご覧下さい。生分解性が良い、ということだけがすべてではない、 それだけなら、ダイオキシンだってBODゼロだぞ〜、というお話。(^^; (3) http://www.live-science.com/bekkan/intro/anzen.html このサイトのリンクでもおなじみ、石けん百科さんの別館「合成洗剤の基礎知識」より、 「●安全な洗剤?セールストークのウソ・ホント」にお目通しください。 (2)に関連して、有機物の一次分解と、究極分解(水と二酸化炭素)の違いがわかります。 個人的には、重曹等もそうですが、なるべくシンプルで、 できればもう微生物に分解のご厄介もかけないような単純な物質を、 生活の中の科学知識と、要領のよい家事アイデアによって、 効率よく使いこなしていくことが、結果的に、 最も「安全、安価、楽チン」につながるのではないかと思います。 重曹、お酢、そしてほんの少し、石鹸とエッセンシャルオイル。 これで必ず、何年でも“キレイ”の最高レベルをキープできますよ。(^^) 私たち生活者は、もう毒性が未知だから使ってよいという発想は、 この際捨てたほうがいいのだろうなあ、と思っています。 昔から、もともと地球にあって、あるいは人が千年以上使っていて、 大丈夫だよ、という物質で、楽に、安く、キレイにできるのですもの。 そう思われませんか?(^^) ( ) |
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