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単行本『重曹生活のススメ』

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画像 題名:重曹生活のススメ
著者:岩尾明子(クリーン・プラネット・プロジェクト)
2004年12月10日刊行
税込定価:1785円(本体1700円)
96ページ フルカラー大判
ISBN4-87031-647-1
飛鳥新社
未来型ナチュラルリビングの、安全・安心・楽チン生活スタイルのガイド決定版です!
読者のみなさまへ

 重曹(ベーキングソーダ)---それはまさに「魔法の粉」です。
 キッチンの油汚れやお風呂のカビ、トイレのしみなど、お掃除の分野でその威力を発揮するだけでなく、入浴剤や歯みがき、消臭剤にも使うことができるなど、計り知れないほどの可能性を秘めています。
 また重曹は、お菓子やお料理にも、幅広く使われていますし、薬局では「胃ぐすり」としても売られているくらいですから、口に入れても安全。環境にもたいへんやさしい、貴重な物質と言えるでしょう。

 私が、重曹のすばらしさを知るきっかけになったのは、今から7年前のこと。アメリカのカレン・ローガンさんが書いた『天使は清しき家に舞い降りる』という本に出合い、出版にたずさわったことでした。
その本には、主に重曹とビネガー、エッセンシャルオイルを使って、安心で簡単、家の中をきれいに、気持ちよくするためのノウハウが書かれていました。
本の出版をきっかけに、インターネットのサイト「地球に優しいお掃除」と、それを運営するボランティア組織「クリーン・プラネット・プロジェクト(CPP)」が誕生することになったのです。
 このサイトでは、実際に重曹を使って生活している多くの方たちが、情報を交換し合って、より快適な生活を目ざしています。

クリーン・プラネット・プロジェクトでは、2年前に、重曹の幅広い使いみちを紹介した『魔法の粉ベーキングソーダ(重曹)335の使い方』の翻訳、さらに昨年には、『魔法の液体ビネガー(お酢)278の使い方』の編著訳にたずさわることになりました。
このおきには、著者のヴィッキー・ランスキーさんをはじめ、重曹に詳しい研究者の方たちなどからも、さまざまなお話をうかがい、実際に試してみて、よりいっそう、重曹と、そのまわりの自然な素材の素晴らしさを知るにいたりました。

このような経緯から生まれたこの『重曹生活のススメ』では、より詳しく重曹の使い方を知りたいという方や、重曹の新しい使い方を知りたいという方のために、クリーン・プラネット・プロジェクトがあたためてきた、これまでのノウハウを体系化し、詳しく紹介していきたいと思っています。
重曹のみならず、重曹を中心として安心な自然素材を使って、気持ちのいい「重曹生活」を送っていただけたら、こんなに嬉しいことはありません。

クリーン・プラネット・プロジェクト 岩尾明子
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この本の目次
読者のみなさまへ
第1章 重曹生活をはじめるまえに
なぜ、重曹がいいの? 重曹生活をはじめると、なにが変わるの? 重曹のほかには、なにが必要なの?
「汚れ」に対する考え方を変えましょう
第2章 さあ、重曹生活をはじめましょう
キッチン ランドリー・洗面所
バスルーム
スキンケアのために
赤ちゃんのために
子どものために
トイレ リビング 寝室/クローゼット/玄関/ペット
第3章 重曹生活の一日
〜ある「ジュウソイスト」の暮らし
第4章 それぞれの素材(アイテム)を、もっと詳しく知ろう!
「重曹」について知っておきたいこと 「ビネガー」について知っておきたいこと
「石けん」について知っておきたいこと
「植物科学成分(フィトケミカル)」について知っておきたいこと
「アルコール類」について知っておきたいこと
「酸素系漂白剤」について知っておきたいこと
「水」について知っておきたいこと あとがき 索引 重曹などの主な入手先
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著者について

クリーン・プラネット・プロジェクト
岩尾明子(いわお あきこ)
1998年に始まったインターネットのサイト「地球に優しいお掃除」を運営するボランティア組織、クリーン・プラネット・プロジェクトのリーダー。
このサイトが生まれるきっかけとなった翻訳書『天使は清しき家に舞い降りる』(カレン・ローガン著)の出版にたずさわったほか、ヴィッキー・ランスキー著『魔法の粉ベーキングソーダ(重曹)335の使い方』の翻訳をプロデュース。この本は、重曹ブームのきっかけを作った。さらに同じ著者による『魔法の液体ビネガー(お酢)278の使い方』の編著、翻訳プロデュースにもたずさわる。

あとがき

「今、ヨゴレ落ちてます! すごいです! 今日から私たち、ジュウソイストになりまーす!」

 携帯が鳴って、写真つきメールが届きました。このメッセージは、重曹で家中の汚れ落としに挑戦した、若いママさん編集者からの実況中継でした。
「ん?! ジュウソイスト? もしかしたら重曹を使う人のこと?」
 そのメールをいただいてから、折にふれ、この造語をまわりの重曹を使っている人に話してみると、みんないっぺんで気に入ってしまうのです。
「わあ、その呼び方ステキ! ジュウソイストってきっと、重曹を優雅に使いこなす人のことなんですね、バイオリニストがバイオリンを美しく奏でるみたいに。私もそうなれたらウレシイなあ」
 こうして私のまわりでは「ジュウソウイスト」という言葉が、次第に使われるようになりました。

 今ではもう少し意味が広がり、ジュウソイストとは「重曹を含めた自然素材を、その場合に応じて適切に組み合わせ、地球と同じ原理で浄化する、未来的でスマートな自然生活をおくる人」と、とらえるようになっています。
 この本を読んでくださった多くの方々が、新しいジュウソイストになってくだされば、こんなに嬉しいことはありません。

 いつもながら刊行にあたり、私と私を含むクリーン・プラネット・プロジェクト(CPP)のメンバーを温かく支えてくださった飛鳥新社の島口典子さんを始め、この本にかかわってくださったすべての方たちに、心からの感謝を申し上げます。
 また、日本の家庭の事情に即した目からウロコなたくさんの知恵と工夫を、熱心に研究してくださるCPPのボランティアスタッフのみなさんにも深く感謝いたします。とりわけ、本書にお力添えをくださったお二人を紹介させていただきます。

「shusさん」??出産間近のたいへんな時期に、ジュウソイストとしてのふだんのいろんな家事の動作を、あらためて真剣に見直してくれました。
「のんちゃん」??ご主人と二人のかわいい“汚し屋さん”との毎日を、楽チンにスピーディーに乗り切る驚きの工夫を教えてくれました。
 そのほかの、ここにクレジットしなかたCPPメンバーも、日々の活動の中から本書の誕生を温かく支えてくれました。

 そして「地球に優しいお掃除」サイトに集ってくださる、まだ見ぬ、たくさんのジュウソイストさんたちへ。みなさんのおかげで、今日もまたサイトの電子掲示板では、地球にやさしい“知恵の樹”が、少しずつ成長を続けています。ほんとうにありがとうございます。これからもともに息合わせ、次の世界のドアを開いていきましょう。

岩尾明子

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