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話題70 | 天使的お風呂 東京山本倶楽部 1998/9/20(日) 16:22返事 / 削除

天使的洗髪のNaomiさんへのレスです。

お風呂にエッセンシャルオイルを入れるのって、いいですよね。実は、わたしもラヴェンダーを入れています。
ちなみに残った水は洗濯に使っています。香りそのものは割とすぐに飛んでしまうし、数滴のオイルというのも洗濯物の汚れに比べれば微量な気がするので、気にしたことがないんです。

お風呂に入れるブレンドを、とのことでしたが……。実は、そういうことってあまりしたことがないんです。ラヴェンダーとティートゥリー以外のものを原液で入れるのがちょっと怖いので。
ほかの精油をお風呂に入れる場合、5ccの植物油に精油1〜3滴の割合で希釈してから使ってくださいね。
気分に合わせた精油を、ということであれば、基本的にはアロマポットなどを使う芳香浴と選び方は変わりません。

あ、そういえば原液を使う場合もあること、思い出しました。
これは、よりメディカルな使い方なんですが。浴槽に張ったお湯に浸かる全身浴ではなく、体の一部だけ浸かる部分浴のお話です。

1)膀胱炎のとき。
腰浴:おへそのあたりまで浸かります。お風呂のお湯を減らすか(ちょっともったいない)、たらいか大きめの洗面器などを使います。
使う精油は、ラヴェンダー、ティートゥリー、サンダルウッド。サンダルウッドを原液で使うのがいやであれば、上記の割合で希釈してください。ブレンドしても、なければ(あるいは香りが好きでなければ)単品でも。少し熱め(といっても熱湯はいけません)のお湯にオイルをたらし、よく混ぜてから浸かります。寒い季節でお湯が冷めてしまうようなら、熱めのお湯を途中でさします。
体が温まるので、すごーく冷えてしまった、というときにも有効。

精油ではなくドライハーブなら、エルダーフラワー(西洋ニワトコ、学名Sambucus nigra)やヒース(学名Erica vulgaris,エリカですが園芸種とは別種らしい)を使います。お鍋に多めのお湯を沸かし、火を止め、15グラム見当のドライハーブを入れ、ふたをして5分間おきます。それを洗面器などにあけ、適温になったところで腰をつけます。

2)風邪で入浴できないとき。
足浴:くるぶしの上まで浸かります。深さ15センチほどの洗面器かバケツを使います。わたしはラヴェンダーかティートゥリーを使いますが。柑橘系に肌が敏感でなければ、ベルガモットなども気分がリラックスしていいですよね、きっと。15分ほどそのままにしていてください。風邪のときは服を脱がないで、足だけつけたほうがいいですよね。雑誌や新聞でも読んで、ゆっくりしてください。

3)肩こり・頭痛のとき。
手浴:手首まで、あるいは肘だけを浸けることもできます。
洗面台にお湯を張り、ラヴェンダーを滴下。これ、手軽にできていいですよ。指先が冷えてしまったときにも。

ここまで書いて思ったんですが、やっぱりラヴェンダーとティートゥリーさえあれば、かなり応用範囲は広いみたい。我が家ではほとんど常備薬状態です。ラヴェンダーはマッサージ・オイルのブレンドやシャンプーなどの香りづけなどの作業をする自室と、洗面所に1本ずつ置いてあります。ティートゥリーは洗面所に1本。
吹き出物ができたときも、どちらかの精油を綿棒に一滴落とし、ちょちょっとつけておくだけで治ってしまいます。わたしは昼間はティートゥリー、寝る前はラヴェンダーを使ってますが。
ちなみに、吹き出物にはラヴェンダー&ティートゥリー軟膏もいいですよ。

ハーブのメディカルな作用を考えると、ラヴェンダーとティートゥリーだけなんて物足りない、とお考えの方も多いはず。でも、精油をお風呂に入れた場合、香りの作用はともかく、皮膚からの吸収はあまり期待できないという説もあります。「アロマテラピーの精油で作る自然香水」(フレグランスジャーナル社)の著者、クリシー・ワイルドウッドさんは、植物油で希釈し、お湯に浸かったときに表面に浮いたオイルで皮膚をマッサージするといいと書いていらっしゃいましたが。それも一つの手ですよね。
でも、それよりは腰浴の項で書いたように、ドライハーブを使うのが安心かも。宣伝になっちゃいますが、今年の春わたしが料理専門編集者と組んで作ったムック「ハーブと暮らすレシピ」(中央公論社)では、6ページほど、エッセンシャルオイルではなくドライ&フレッシュハーブなどを使った入浴剤やパック材、リンスなどのレシピを集めています。それを全部ここに書くわけにもいきませんので、もしもっと知りたいということであれば、本をご覧ください。すみません、ほんとにただの宣伝で。
たぶん書店注文になってしまうと思うので、ほかの内容もちょっと書いておきますと:お料理・お茶・クラフト・化粧品(以上、すべてドライ&フレッシュハーブを使うもの)と、簡単なハーブ栽培の仕方など。
あんまりたくさんレシピを載せてしまったので、本を作ったくせにまだ試していないものが山ほどあるんですが(苦笑)。

最後に、皆さんご存じだと思いますが、カミツレ=カモミール=カモマイル=カミルレ=カモミーユです。キク科なので、アレルギーのある方はご注意を。

あちこち話が飛んでしまいましたが、みなさん楽しい入浴生活を!
東京山本倶楽部でした。

( 女性:30代:東京都 )


投稿1 | Re:0 天使的お風呂 Naomi 1998/9/21(月) 13:26 返事 / 削除

東京山本倶楽部さん、こんにちは!

: お風呂に入れるブレンドを、とのことでしたが……。実は、そういうことってあまりしたことがないんです。ラヴェンダーとティートゥリー以外のものを原液で入れるのがちょっと怖いので。

そうなんですか。やっぱりオイルを無造作にボタボタ入れる、なんてのはやめた方がいいのですね。わたしはめんどくさがりな上に、超いーかげんな性格なので、柑橘系のオイルなんぞもぱっぱか入れたことがあります。さいわい、なんの影響も無かったのですが、あとで入った夫が「くさい」というので、やめました。

症状に応じた部分浴、というのもとっても気分良さそう。ただ、ゆっくりお風呂につかっている時間と精神的な余裕がいりそうですね。子どもとのドタバタの毎日、そういう時間を作り出す努力をしないと、なかなか実現できそうにない・・・

: ここまで書いて思ったんですが、やっぱりラヴェンダーとティートゥリーさえあれば、かなり応用範囲は広いみたい。我が家ではほとんど常備薬状態です。ラヴェンダーはマッサージ・オイルのブレンドやシャンプーなどの香りづけなどの作業をする自室と、洗面所に1本ずつ置いてあります。ティートゥリーは洗面所に1本。
: 吹き出物ができたときも、どちらかの精油を綿棒に一滴落とし、ちょちょっとつけておくだけで治ってしまいます。わたしは昼間はティートゥリー、寝る前はラヴェンダーを使ってますが。
: ちなみに、吹き出物にはラヴェンダー&ティートゥリー軟膏もいいですよ。

この2本だけ、というのは、とってもシンプルでわかりやすくて、使い切れそうでいいですね!
ワタシはいろいろな精油を買い漁りましたが、結局使い切れないうちにどんどん精油が古くなってしまって、高価な精油を洗濯のすすぎに使ったりとモッタイナイことをしています。
めんどくさがりにはアロマテラピーはぜいたくすぎるたしなみなのか!?

あちこち話が飛んでしまいましたが、みなさん楽しい入浴生活を!
: 東京山本倶楽部でした。

東京山本倶楽部さん、ありがとうございました!
(ふって良かったでしょ?<皆様)

( 女性:30代:奈良 )