我が家はお手洗いのタンクの上に、手を洗う蛇口がついているタイプです。便器はアーススクラブで結構きれいになるんですが、この小さなシンクのほうは妙に水垢がついて、汚くなっていました。
これをきれいにするのがなかなか難しいという話をこの間聞いて、カレンさんの本にあった、「軽石」を試してみることにしました。
ちょうど「肌に合わない」軽石が風呂場にほっぽってあったので、それを使ってみたところ……。
本当にきれいに汚れが落ちるんですよ。カレンさんも書いているように、硬いものを陶器にこすりつけるわけですから、最初はちょっと抵抗がありますが、だまされたと思って一度お試しください。

洗面所の洗面台(こちらも陶器)には、ブルースターの汁がこびりついてとれなくなっていたのですが、こちらも軽石でとれました。
ブルースターというのはガガイモ科の植物で、よく結婚祝いのブーケに使われる、薄い水色の星形の花を付けるもの。いもの仲間なので茎を切ると、断面から白い液が出てきて、いろいろなところにこびりついてしまうのです。かぶれる人もいるらしいので、ご注意を。
ここの家には結婚を機に越してきたんですが、結婚祝いにもらったブーケの水揚げをしていて、なんと引っ越し直後にこの白い汚れがついてしまったんですね。これが、どんなクレンザーでもとれないんですよ。アーススクラブ＆エアパッキンでもだめ。ところが、軽石でお手洗いのタンクの上をきれいになったので、ふと思い立ってこちらも軽石でこすってみた次第。

陶製シンクの頑固な水垢や汚れには、軽石です！

ただし、お手洗いタンクの上のシンクは、我が家のように汚れがひどいとちょっと時間がかかる上(軽石で汚れを落とすのは結構細かい作業なので)、手前に便器があるので無理な姿勢が続きます。皆さん、腰など痛めないように注意しましょうね。

ちなみに、わたしが使った軽石は大きめの消しゴムくらいの大きさ。普通のグレーの軽石でした。お掃除に使うには、丸いものより四角いもののほうが向いているような気がします。
ところで、カレンさんの本には「軽石は石ではない」とあったけれど、どういう意味なんでしょうね。一応鉱物だと思うんですけど。
もしかして、彼女は合成の軽石(こういうものもあります。これは本当に消しゴムみたいにきちんと角がついている。わたしがもっているのはドイツ製で、パステルカラーのもの)を使っているのかな。

欧米でも軽石はすごくポピュラーなもののようで、フットスクラブ剤に軽石の粉が入っていたりします。これには驚いた。子どもの頃から軽石ってお風呂場にいつもあったけれど、その「粉末」も使えるということは知らなかったので。

というわけで、軽石パワーに賛嘆しきりの東京山本倶楽部でした。

( 女性:30代:東京都 )