奈良は都祁の里。伝統の自然農、日本のお茶
奈良の東山中。
標高400?500m爽やかな風吹きぬける大和高原で、香り高い大和茶をつくっているのは、伊川健一さん。
高校生活と平行しながら農業の基礎を学び、19歳から現在の地で、担い手のない田畑を借り受け『健一自然農園』をスタートさせたそうです。
あるがままの気候・風土を活かした都祁ならではのお茶作りを地域のお年寄りの方々から学び、大切に継承し、安全で安心して飲めるお茶を作り続けています。
伝統の有機自然農法
都祁の里で、受け継がれてきたお茶の栽培法は、耕さず、肥料や農薬を必要とせず、草々や虫たちを敵としない「いのちの営み」にひたすら沿う自然農。
多様な草や生き物の生き生きとした茶畑の状態を保ち、自然のままにできた茶葉を使います。
岩尾明子の『健一自然農園』訪問レポート
大和の山あいにある都祁(つげ)の里は、 空気と水のきれいなお茶の名産地。 しかしここでも農林業の衰退は進み、 お茶畑はあちこちで放棄されています。
そんな過疎の里に、 自然農法で田畑に向き合う若者たちが、 縁あって暮らしを結んでいます。
その中心、伊川健一さんは、都祁の風土に合った農産物であるお茶を、古いお茶畑を譲り受けて無農薬で育て、そのような自然茶を待ち望んでいた、全国の人々に送り届けて、大変喜ばれています。
お茶は木ですから、長い間放っておくとジャングル化します。
それをみんなで刈り込んで良い茶畑によみがえらせ、さらに自前での加工や販路の開拓を行うなど、これまでに出会った数々の“荒れ野”を、自然体でニコニコと切り開いています。
初めて「春番茶」を飲ませていただいたとき、そのさわやかなグリーンの香りと甘みに驚きました。
昔はどこのお茶農家でも、春の番茶を作っていたそうです。加工と販売の都合から次第に収穫されなくなったとか。
でも、自分たちで茶葉を加工する健一自然農園さんでは、春番茶、春ほうじ茶が作れるんですね。
いつもとはまた違う、昔の家庭茶のおいしさに出会えます。
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同じお茶の葉っぱから煎茶、番茶、ほうじ茶だけでなく、ウーロン茶や紅茶もできるって知ってますか?
ふつうは、よりウーロン茶向きの、あるいは紅茶向きの、それぞれ品種の違うお茶の木から作られますが、日本茶の木からも半発酵させればウーロン茶、完全発酵させれば紅茶ができるのです。
日本茶の木からできたウーロン茶と紅茶は、どちらも甘く優しいお味です。
胃にこない感じで、がぶがぶ飲めます。(^^;
ただいま、この和紅茶でチャイを入れるのがマイブームで、はちみつやミルクも入れ、幸せなティータイムを過ごしています。
おっと、話が横にそれましたが、そんなわけで、毎日飲むお茶だからこそ、国産の無農薬栽培のものがきちんと手に入ることのうれしさを、ほっと一服、味わってみませんか。
都祁の里と、伊川さんを始め、そこに住む人々の、
光に満ちた新たなトライアルに感謝しながら。…(io)
(2009年7月)
●どのお茶も作り手の素直さが伝わってくる優しいお味です。香りはしっかりとしていて、水出しでもとてもおいしいお茶になります。この時期は、水出しの番茶がさっぱりとして家族に好評!和紅茶は、渋みがなく胃にもやさしい感じられるので、ストレートのアイスティーが気にいってます。また、ちょっとしたプレゼントにもちょうどいいサイズと価格ですね。紅茶好きの友人にプレゼントしたら、「和紅茶って初めて!」と喜んでくれました。…(Sato)
●健一自然農園さんの「春番茶」を飲んでみました。とーっても美味しい!!!衝撃です! 薄緑のかかったところは緑茶にも似ているけれど、緑茶にあらず。この味は初めてです! 「三年熟成番茶」を初めて飲んだときにも美味しいと思ったけれど、この「春番茶」も衝撃のお味でした。番茶って奥深いわ???。しみじみ味わいました。これが無農薬で、20代の若い人たちが作っているなんて! 「最近の若者は…」と言うと小言のように聞こえますが、「やるじゃん! 最近の若者?!!」と感心しました。栽培者の彼らを応援したいと思わせる、美味・安心・安全なお茶です。…(なぁ)
●どのお茶もとっても美味しくいただいています。『春ほうじ茶』はちょっと胃に負担がかかりそうな食事のあとに、ほっとさせてくれるお味。『和紅茶』は、ほんと「なごみ紅茶」と呼びたくなるようなまろやかなお味で、ケーキと一緒に飲んでも控えめで上品にケーキのお味をバックアップしてくれます。『春番茶』はこれからのむしむし暑さに「水だし」が一番と思います。水だしってホントお茶の美味しさが味わえるなあと最近マイブームです。
現在1歳3ヶ月の息子も春ほうじ茶を飲ませたら「もっともっと」と、がぶ飲みしてました!安心して美味しいお茶をあげられてうれしいです。…(bubu)
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