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第5回 手作りクリーム

最近日本では、手作りのクリームの作り方もたくさん紹介されているので、
今更ご紹介するまでもないのかしら??
と思っていたのですが、意外とリクエストが多いので、
お年寄りの方からお子さんにもやさしい基本的なクリームをいくつか紹介します。
基本を! というと、やはりオーソドックスな材料&作り方に落ち着きました。
これらは、私がハーブ学を学んだときのレシピを簡単に改良したものです。
フォーラムで話題になったペクチン、是非載せたかったのですが、
pHのバランスが傾くとお肌に刺激あるものに出来上がってしまう、という事に気づきました。
使いこなすととても良い物なのですが、
作り方がややこしくなりますので、
いつか応用編やフェイスマスクなどの作り方などで紹介したほうがよいかな、と思います。
では、みなさまのご感想、お待ちしていますー。

※ご紹介する材料のほとんどは、植物ベースのナチュラルなものを選んでありますが、
すべての方のお肌に合うとはいいきれませんので、その点はどうぞご了承ください。

[美容クリーム作りにあたって]
〜 乳化剤について 〜
美容クリームって基本はお水と油を混ぜて出来たもの。
食べ物で言うならば「マヨネーズ」みたいなものですよね。
ご存知のかたも多いでしょうが、お酢と油という分離する物を卵という乳化剤で安定させます。
(ちなみに手作りマヨネーズはお肌にもいいのですよ!)
さて、一般的に紹介されている手作りクリームには
卵の代わりに乳化剤を使います。
手作りものの代表として、ホウ砂、乳化ワックスなどがあります。
ホウ砂などの毒性やアルカリ性を嫌がるかたもいますし、
ちゃんと乳化されたほうが肌触りがよくて使いやすい、という意見もあります。
とりあえず、ホウ砂を使う、使わないは、このページをご覧になる方の個人的な選択にお任せして、
今回は手作りならではの保存料、乳化剤なしのシンプルな基礎クリームを紹介してみようと思います。




【基本編ー軟膏、リップクリーム用】

ワセリンのような軟膏タイプです。
常温で6ヶ月以上長持ちします。
リップクリームにはミツロウを心持ち多めに入れて頂くと固めに仕上がります。

<材料と分量>
◆ミツロウ 小さじ 1杯
◆オイル(下記オイルの種類説明をご覧ください)大さじ1杯〜1杯半

※リップクリームには、オレンジ、レモン、ペパーミントなどの
エッセンシャルオイルを5〜8滴お入れください。
※子供用には、バニラエッセンスを2〜3滴と
レモンやオレンジのエッセンシャルオイルを1〜2滴ほどお入れください。
※ミツロウは粒状や板状などの様々な形で売られています。
量に誤差がでますので、あくまでも目安としてお考えください。
<作り方>
ボウルに材料を入れて湯煎にかけ、ミツロウが溶けきったところでお好みの(下記参考)エッセンシャルオイルを入れて混ぜ、容器に流し込む。



【基本編ーしっとりクリーム(約25g)】

乳化剤なしでも分離しにくいクリームです。
我が家の室温で(21度くらい)3週間は軽く持ってますが、
長持ちさせたい方は冷蔵庫などで保存してください。

<材料と分量>
◆オイル 小さじ 3
◆水(またはハーブ水) 小さじ 2
◆ココアバター(あるいは)固形ココナッツオイル 小さじ 半分
◆ミツロウ 小さじ 1
※ミツロウは粒状や板状などの様々な形があります。
量に誤差がでますので、あくまでも目安としてお考えください。

{オプション}
◆エッセンシャルオイル 2〜3滴
※エッセンシャルオイル、ハーブについては下記をご覧ください。
<作り方>
  1. オイル、ミツロウ、ココアバターを湯煎で溶かす。
  2. 沸騰させたお水、あるいはハーブティーを1)に混ぜ込む。
  3. 湯煎にかけながら木べらなどでよーく混ぜて、白っぽくなってきたら湯煎から下ろす。
  4. 今度は冷たいお水をボウルにあて、冷ましながらかき混ぜる。
  5. 冷めてドロッとしたクリームの状態になったところでエッセンシャルオイルなどを入れて混ぜる。



【基本編ーしっとりローション(約90〜100g)】

しっとりクリームを作るのが面倒なときはこれ。
分離しますが、使う前にボトルを振っていただくと簡単にお使いになれます。
市販のクリームを使用した時と同じくらいにしっとりしますよ。

<材料と分量>
◆オイル 大さじ 3
◆水(あるいは ハーブ水) 大さじ 2
◆ココアバター(または)固形ココナッツオイル 大さじ 1

{オプション}
◆エッセンシャルオイル 5〜9滴
※エッセンシャルオイル、ハーブ水については下記をご覧ください
<作り方>
  1. 材料全部をボウルに入れ、湯煎にかける。
  2. ココアバター(または ココナツオイル)が溶けて材料が混ざり合ったら湯煎からおろす。
  3. さらにかき混ぜて白っぽくなって冷めてきたら、ボトルに移し入れる。
  4. 完全に冷めるまでボトルを良く振る。
  5. エッセンシャルオイルを入れて、ボトルを振りまぜる。



【アロエハーブローション)】

おうちで出来るハーブ・ファースト・エイドの代表はやはりアロエです。
これは私がヨーロピアンハーブ学で学んだハーブファーストエイドのレシピの一つです。
保湿はもちろん湿疹や子供のあせものカユミを抑える効果もあります。
時間が経つと分離しますので、使用前に良く振ってお使いください。

<材料と分量>
◆アロエベラジェル(葉の中身) 小さじ 2杯
◆植物性オイル 大さじ1〜2杯
◆オプションでココアバターなど 小さじ 1杯
◆(お好みで)エッセンシャルオイル 3滴〜5滴

※植物性オイル、エッセンシャルオイルについては下記をご覧ください
<作り方>
  1. アロエの葉の皮をナイフで剥き中身を出す。(あるいは手で中身を絞り出す)
  2. 透明な中身がブツブツした状態なので、
    ナイフでつぶすか、フードプロセッサーやミルなどで細かくジェリー状にする。
  3. すべての材料をボウルに入れ、湯煎にかけてよく混ぜる。
  4. ココアバターが溶けたところで湯煎からおろしてかき混ぜながら冷ます。


〜 参考 〜

植物性オイルについて
食べれるオイルで充分! という方もいますし、
マッサージ用の方が肌に負担にならないという方もいます。
こちらのアロマセラピーの基準としては、
「マッサージ用のオイルは保存料が少ないので、食用よりも肌に良い」とされています。
ただ、私の知っている限り、使用期限がながーいマッサージオイルもありますし、
これが短いフレッシュな食用オイルも売られていますし、
なんだか 保存料説も当てにならないものだなあと思うときもしばしば……。
私自身、石鹸に何種類かの食用オイルを使用しますし、
たまにクリームにも使ったりしますが、我が家では大丈夫の様です。
やはり基本は「新鮮なオイルをお求めいただく」のがベストな気がします。
ここでは一般によく使用される、手に入りやすいオイルを紹介しました。

クリームに使用するオイル達
オイリー度表示:
かなりオイリー5、ややオイリー4、普通にオイリー3、ややさっぱり2、さっぱり1

・ホホバオイル:オイリー表示 4〜5
酸化しにくく、ワックス成分を含むオイル。
自然のUVカット成分も含んでいるので(ファクター4)日焼けしたくない方にもおすすめ。

・アーモンドオイル:オイリー表示 3
乾燥からオイリーのどんなお肌にもマッチしやすいマイルドなオイル。
お肌に良いビタミンを(特にE)を含むので、
わざわざ高いビタミンオイルを追加する手間が省けます。
※ ナッツアレルギーの方には適しません。

・オリーブオイル:オイリー表示 4〜5
ヨーロッパでは昔から、肌や髪に良いオイルとして知られているオイル。
かなりオイリーなため、特に乾燥した部分に使用すると効果抜群です。
※ 香りが強いので、匂いの気になる方は他のオイルと混ぜてお使いください。

・サンフラワーオイル:オイリー表示 2〜3
程よく色々なビタミンが含まれているオイル。
匂いもないのでハーブを漬け込んだりするのにも適しています。
アーモンドオイル同様ビタミンEを含むのでクリーム作りに適したオイルです。

・サフラワーオイル:オイリー表示 2〜3
サンフラワーオイル同様、ビタミンEを含むさらっとしたオイル。
さっぱりとした感触なので、お化粧の下地などのクリームに向いています。

・ビタミンE
お肌のクリームに良く使用されるオイル。
しわ取り効果にすぐれ、お肌の保湿度を非常に高めてくれます。
その他、アトピー、湿疹、などのカユミ止めにも効果的です。
薬局などでビタミン剤としてカプセル状で売られているものなどが購入しやすくておすすめです。

・ココアバター
チョコレートの材料の一つ、ココア豆から取れるオイル。
様々な化粧品に幅広く使用されています。
デパートや大手スーパのお菓子作りの材料のコーナーなどで売られています。
※ナッツアレルギーのある方には向きません

クリームに入れるエッセンシャルオイルの量について
毎日ご使用になる物ですから、エッセンシャルオイルはあまり肌に強過ぎないように
少量にとどめる事が大切です。
これも個人差がありますので、はじめはレシピの最小限の量からお始めください。
12歳以下のお子供さんや敏感肌の方には、基本的にレシピで紹介した半分の量にとどめてお使いください。
※子供への使用量の基本:30グラムのクリーム(ローション)に1〜2滴とお考えください。

お顔の肌のタイプとエッセンシャルオイル
・子供、繊細肌用
カモミール(ローマン、ジャーマン)、ローズ、ネロリ、ラベンダー(アングスティフォリア)など

・一般普通肌用
ラベンダー、ローズ、ローズウッド、パーマローザ、ゼラニウム、ジャスミン など

・乾燥肌用
カモミール、ゼラニウム、ラベンダー、イランイラン、ローズ、サンダルウッド など

・オイリー肌用
レモン、ジュニパーベリー、ローズマリー、グレープフルーツ 、ユーカリプタス など

・にきび肌用
ティーツリー、レモン、ベルガモット、ジャスミン、ラベンダー など

・しわ取り効果:中年ご婦人お肌用
マンダリン、ラベンダー、ローズウッド、イランイラン など

・毛穴を小さくする効果
レモン、ゼラニウム、シダーウッド 、パチュリ など

お肌にやさしいハーブ達
(ハーブティー用に売られている物で構いません)

・アロエ(アロエベラ):葉の中のジェル状のもの

・カレンデュラ(ポットマリーゴールド):黄色い花びらを乾燥させたもの
〈特徴〉赤ちゃんにもお使いいただける優しいハーブです。
肌荒れ、湿疹、おむつかぶれ、日焼け、肌の活性化 など

・ラベンダー:ムラサキ色のお花の部分を乾燥させたもの
〈特徴〉香りが高いので化粧水などにお使いただくのもおすすめです。
肌荒れ、殺菌、にきび、湿疹、おむつかぶれ など

・カモミール:小さい白いお花を乾燥させたもの
〈特徴〉赤ちゃんにもお使いいただける優しいハーブです。
肌荒れ、殺菌、肌の活性化、おむつかぶれ、肌の乾燥を防ぐ など



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