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第6回 タンスの虫除け&カビよけオイル

私は昔からあの市販の虫除けのにおいが苦手で、使った事がありませんでした。
そうすると毎年、カシミヤやウールのセーターに穴が! ガーン!
でも、オイルを虫除けに使用するようになってからは、嬉しい事に昔のような虫食いもなくなりました。
ご存知の方も多いと思いますが、昔は本物の樟脳を虫除けに使用していたんですよね。

【エッセンシャルオイルのタンス虫除け方法】

タンスの虫除けに特に効果的なエッセンシャルオイル達は、
ラベンダー、レモングラス、ローズマリー、シトロネラ、カンファー(樟脳)、シダーウッドです。

<材料と分量>
◆上のエッセンシャルオイルのどれか一つ
◆コットンボール
◆キッチンペーパー
<作り方>
  1. オイルを数滴コットンボールに落とす。
  2. 同じようにキッチンペーパーに落とす。
  3. タンスの引き出しにコットンボールを入れる。
    キッチンペーパーはオイルが乾いてから洋服の間にはさみこむ。
  4. 匂いが薄くなったら取り替えてください。
※ 香りの選び方
女性はやはりラベンダーを好まれる方が多いようです。
男性あるいはユニセックスな香りは、レモングラスやローズマリーです。
また、これらをブレンドして自分オリジナルの香りを楽しむのもいいですね。


? 注意!! ?

シダーウッド、カンファーの使用にあたって
・シダーウッドオイル
シダーウッドには様々な種類があります。
1) Cedar wood, atlas : Cedrus atlantica(アトラスシダー)
ホワイトシダーと呼ぶメーカーもあります。
モロッコなどで採油されるマツ科の植物で、やや重いウッディな香りです。
アトラントンというケトンを含む為、人体への使用には禁忌事項がありますが
虫除けとしての使用でしたら問題はありません。
2) Cedar wood, Virginian : Juniperus virginiana(シダー、シダーウッド、レッドシダー)
日本のハーブショップではもっとも手に入りやすいものです。
アメリカで採油されることが多いヒノキ科の植物で、鉛筆を削ったときのような清々しい木の香りです。
心が落ち着く森林の香りなので、お好きな人が多いです。
ビリディフロールというエストロゲン様作用がある成分があるので
妊産婦、授乳中の女性はマッサージなどには使用しないほうがよいです。
こちらも虫除けの使用なら問題ありません。(この項Q筆)

一般使用上の注意として、シダーは、妊娠中の方、子供やお年寄り向きではありません。
お掃除やルームスプレーなどに使用されるときはあまり大量に吸い込まないように気を付けてください。

・カンファーオイル
カンファー/キャンファー(Camphor/cinnamomum camphora)は次のような特徴を持ちます。
カンファーツリーすなわち樟(クスノキ)を蒸留することで、樟脳(カンファー)と樟脳油が得られます。
かつては”カンフル”は日本の重要な輸出品でしたが、今は国内では手に入れることさえ珍しい状態になっています。
現在市場に出回っているカンファーのエッセンシャルオイル製品は大半が輸入品。
効果の面では、やはり虫除け、そして昔は、なぜか魔除けの効果があると信じられていたようで、
首の周りに付けたりされていたようです。
その他、かつては神経系の病気や心臓の病気にも使われていました。
カンファーオイルは抽出方法で濃度や成分が変わります。
見分け方として、オイルの色が透明からうす黄色であればホワイトカンファー。
強い黄色から黄緑色のオイルは、イエローカンファー、ブラウンカンファーと呼ばれ、
成分に80%以上の強い毒物を含む薬品になります。
基本的にアロマセラピーマッサージには、毒性のないホワイトカンファーのみ使用してもよいとなっています。
医学品外効果として、ホワイトカンファーはリウマチ、にきびなどに効果的で、
お肌の繊細な人にもOKです。
ただ一つ、カンファーは環境汚染薬品の一つとして高く上げられており、
海の生き物にとっても良くないらしいのです。
なので、やはり虫除けに使用するのが安全な使用法だと私は思います。



【ハーブを使ったタンス虫除けの作り方】

タンスの虫除けに特に効果的なハーブ達は、
ラベンダー、レモングラス、ローズマリー、シナモンスティック、クローブです。
お好みで上記のハーブを2種類以上混ぜてください。
特に効果の高いものは、ラベンダー、ローズマリー、シナモンスティックです。

<材料と分量>
◆ラベンダー大さじ5杯
◆シナモンスティック2、3本
◆クローブ小さじ1杯
◆お茶漉し用のパック
<作り方>
  1. ボールに材料をすべていれ、よく混ぜる。
    シナモンスティックが長いようであれば、短くする。
  2. お茶漉し用のパックに分け入れる。
  3. タンスの引き出しに1パックづつ入れる。
※ 匂いがうすくなったら、ラベンダーのエッセンシャルオイルを2滴ほどパックに落としてお使いください。


ドライハーブ使用上の注意
ドライフラワーから、まれにポプリ虫が発生する事がありますので、
古くなる前に入れ替えられるか、ハーブを電子レンジで加熱してからお使いになる事などをお勧めします。
通称ポプリ虫と呼ばれているこの虫は「タバコシバンムシ」というのが正式名。
成虫で2?3mm位の茶色くてコロッと丸い姿をしています。
穀類や木製品などに繁殖するそうですが、ポプリを粉々にしたり、
バスケットに丸い穴を開けたりするだけで、人体への影響はありません。
特にこの虫はムシムシと蒸し暑い6月?10月頃に発生しやすいですので、ご注意を。(この項Q筆)



【カビ止めスプレー】

色々なカビの取り除き方はフォーラムでも何度も話題になっていますね。
(詳しくはフォーラムでご検索ください)
ここではカビに効くエッセンシャルオイル達をご紹介します。
かびに効果的なオイル達は、ティーツリー、シナモン、ナツメグ、パチュリです。
このスプレーは黒ずんでしまったカビの色はあまり落とせませんが、
カビを殺して繁殖を抑え、嫌なカビの匂いも取り除きます。
特にカビに効果的な、ティーツリオイルを使用したレシピです。

<材料と分量>
◆水約200ml
◆ティーツリーオイル30滴
◆重曹小さじ 1?2杯
<作り方>
材料をすべてスプレーボトルにいれてよく振り、カビのはびこっているところにスプレーする。

※ オイルの濃度が高いので、あまり吸い込まないようにしてください。



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