CPPホーム > レシピ集 TOP > 精油の紹介 : カモマイル・ジャーマン

カモマイル・ジャーマン

学名:Matricaria recutita / 科名:キク科 / 花を水蒸気蒸留 / 主な産地:エジプト、スロベニア

メディカルな青い精油
風がそよぐと、辺りにりんごの香りが流れる草原はカモマイルの畑

カモマイル・ジャーマン

風邪をひいたとき、おなかの具合が悪いとき、お茶や入浴剤として活躍してくれ、優しいお母さんの草とも呼ばれる薬草です。
おなかをこわしたうさぎのピーター母さんに淹れてもらってが飲んだのもカモマイルのお茶。
カモマイル・ジャーマンは動物も人も癒す力があるのですね。
フレッシュやドライハーブのときは甘い香りで抽出物も黄色ですが、精油は少し生臭く感じるほどの濃厚な香りで、抽出物はアズレンを含んでいるため青色をしています。
ちなみにカモマイルはカモミールのこと。和名はカミツレ。
ジャーマン種のカミツレのエキスを配合したローションや石けん、入浴剤がデリケートな肌のための美容用商品として多く販売されています。
また、エキスには髪を柔らかくしたり、色を明るく輝かせる効果も知られており、シャンプーやリンスに配合されています。

【主な成分とその作用】

酸化物類のビサボロールオキサイドA→抗炎症、抗痙攣
セスキテルペン炭化水素類のガマズレン→抗アレルギー、抗ヒスタミン、抗炎症、鎮掻痒、皮膚組織再生
セスキテルペンアルコール類のα-ビサボロール→抗炎症、抗腫瘍、鎮痙攣
成分分析表を見る(GIF)
成分分析表を閉じる
カモマイル・ジャーマン成分分析表

心に

香りは草を凝縮したような濃厚な強い香りです。(これは好みの問題ですが)
室内にいつも漂わせておきたい芳香とは言い難いです。
しかし、ラベンダー・アングスティフォリアやフランキンセンスや柑橘系の精油と組み合わせることによって、「深みのある安心感あふれる香り」を楽しむことができるでしょう。

体や美容に

他の精油にはあまり含まれていない「アズレン」が、かゆみを抑えたり、炎症を抑えるのに非常に有効な成分として働きます。
アズレンには抗ヒスタミン効果により各種アレルギー疾患に効果がある他、組織再生作用があり、アトピーなどで特にかゆみがひどい場合の処方に加えると効果が期待できます。

暮らしに

手作り石けんに色付けしたいときにカモマイル・ジャーマンを使います。
でも、完成品が100%お望みの青い色になるかはわかりません。少しグレーを帯びた青だったり、グリーンに変わってしまったり。そこが手作りの面白さなのですが・・・。
グリセリンを含むMP石けんの基材を使う場合は、鮮やかな青い色が楽しめます。

〈プラナロム〉カモマイル・ジャーマン※
〈プラナロム〉カモマイル・ジャーマン※

この商品の取り扱いは終了しました。


使い方はこちら→
おすすめのオイルはプラネットショップでどうぞ

Copyright(c)1998- Clean Planet Project All Rights Reserved.