そもそも、金属に塗布するワックスとはなんぞや、
というところから入ったわけですが、要するに、表面の細かいデコボコを埋めて、
ピカピカに見せるものなので、薄く塗れれば塗れるほど良いわけです。
サラダオイルでもいいかしら？　と質問がありましたが、
オイルだけでは金属面をカバーすることはできても、デコボコを埋める効果はないのと、長く表面に留まっていることが難しいために、
ワックスにはロウが入っているというところがポイントでした。

で、素晴らしいことに、カーワックスの高級品は、実は天然のロウなのです。
南米のカルナバというヤシからとれるロウで、よく、主成分はカルナバロウ、
という詠い文句が入っている固形ワックスを見かけます。
金属面のつや出しには最高の効果を発揮するそうで、
車の晴れ舞台、例えば展示場に出したり、撮影したり、といった場合には欠かせないそうです。
他には、口紅やリップクリーム、ミルキーローションや靴クリームの原料としても使われています。毒性の心配は今のところナシ。

もちろん、一般の車のワックスがけにも理想的、とのことで、
要は、化学系のワックスや、ロウは天然でも溶剤にケミカルなものを用いているワックスなどは、
コストダウンとか、作業の利便性とか、そういうことを狙った変化球、
ということが判明しました。

カルナバロウが主成分のワックスで、広く市販されているものとしては、
シュアラスター（1600円・100グラム〜）、
イエローハットのオリジナル製品GLOWMAX EXPRESSワックス等、
いくつかあるようです。
中でもきわめつけを見つけました。ザイモールカーボンワックス。
これ、日本では入手しづらい上に、一番安いもので8000円もするのですが、
カルナバロウにバナナ、モンタンが主成分の、
100％天然植物性製品というところに惚れました。
匂いも、食べたくなるようないい香りだそうです。（笑）
もともとポルシェなどの高級カーのための受注生産品だったようです。
今でも○万円するラインは、ひとつひとつ愛情込めて手作りしてるとか。

というわけで、金属に塗布するつや出し剤は、もとより天然にしくはなし、
という結論に達しました。メタル製品にも天然物が合うんですねえ。
(^^)
ご参考までに、下記のホームページの特集「ワックスの達人」をどうぞ。関連のURL：ホンダ BOO BOO LAND

( 女性:30代 )