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話題527 | ■分散剤(再汚染防止剤)について io 2003/8/8(金)04:07

みなさん、こんにちわ。
お酢リンスの話がやたら広く展開して、いくつもの別テーマに分けられそうなので、
まず、洗剤の助剤のひとつ、分散剤(再汚染防止剤)についての話題を立てます。
ご関心のある方、お詳しい方、引き続きこちらに参加くださいますと幸いです。
(他の話題に比べるとちょっぴりマニアック、興味なければどうぞスキップください。(^^;;;)

まず、“ほぼ無機洗濯”洗剤に入っていた再汚染防止剤について。
tea−farmさん、専門のお立場から、早速のご見解をありがとうございます。
私もCMCの可能性、あると思います。コスト的にも楽ですし。。。
一方、健康と環境を気遣う製品の場合、ややがんばって、
他の自然物質の可能性もあるかな、とも思います。

ここでは、その配合物質名を正確に突き止めるというよりは、
そこから出発して、私たちが無機洗濯を試みるときに、最も自然で効果の高い代替物質の分散剤は何か、
というところを中心に話し合っていけたら、と思います。

まず始めに思いつくのはCMC(俗に言えば合成のり)の前身である、
合成でない洗濯のり、つまり澱粉のりですね。
これを分散剤に使おうとする場合、どれくらい代替効果を上げるだろう、ということです。

あまりに発想の素朴なことをお詫びしつつ、
でも、もし身の回りにあるできるだけ安全な天然物質の新たな科学的活用法になるなら、
なんてステキ、という思いもあり。。。実験結果など、どんどん情報交換していきましょう。

( )


投稿3 | ■Re0:分散剤(再汚染防止剤)について io 2003/9/1(月)11:45

自己レスです。(^^;

> まず始めに思いつくのはCMC(俗に言えば合成のり)の前身である、
> 合成でない洗濯のり、つまり澱粉のりですね。
> これを分散剤に使おうとする場合、どれくらい代替効果を上げるだろう、ということです。

というわけで、アルファ化デンプンをしばらく無機洗濯の分散剤代わりにテストしていました。
結果として、この物質は分散剤としては不合格だとわかりました、まことに残念ですが。
なぜならば、当たり前ですが、じゃがいもから出来ていますので人間がなめても美味しく、
洗濯槽裏の黒カビさんの大繁殖に手を貸すことがわかったからです!

もう半世紀(!)ものあいだ、アルファー化デンプンの洗濯糊を作り続けている工場の方に、
お訊ねしたところ、白ものをもっと白くする力はないが、
糊が繊維の間に入り込み、汚れ自体を付きにくく、また落としやすくするようだ、
とうかがいました。
またデンプンには、界面活性とコロイド形成の性質があり、
確かに無機塩の溶液に一晩以上衣類を漬け置いても再汚染(黒ずみ)は防いでくれるようで、
ヨシヨシ、いい線いってるゾ、と思っていました。がっっ(T-T)

ふと気付くと前に退治したはずの黒かび君が、ヒラリン、ヒラリン。。。
デンプンを加えた洗濯をスタートしてから、日を追って増えてくるので、
カビさんたちが喜んでいるのを認めざるを得ませんでした。
結局、洗濯槽クリーナーの登場。(手作りでもできます。太陽油脂さんのを使ってもいいです)
もう、2回も回しちゃいました。うう、これでは何にもならない。。。(泣)

カビさんたちの食べない合成糊(CMC)が重宝される理由が、
今更ですがよーくわかりました。きっと業界の方が読んだら、
ヘソで茶を沸かしちゃうような、“ばーかじゃないの、そんなこともわからなかったの”話だと思います。
わーん!

単純な自然糖類は、カビコントロールの面でふだん使いには難しい、
でもやっぱりオルタナティブな分散剤が身近な物質で欲しいなあ。。。
うーん。。。

ほとんど独りでグチを言っているような書き込みになってすみません。
まずは失敗のご報告まで。お目汚しにて、失礼いたしました〜。(^^;

( )


投稿2 | ■Re1:分散剤(再汚染防止剤)について io 2003/8/10(日)13:44

puyoさん、こんにちわ。

> 石けん洗濯ではなく無機洗濯をする時には、再汚染防止のための分散剤が必要ということですか?

そうなのです。石けん洗濯のときは、そういう必要を感じませんが、
重曹のみで洗濯を続けると、前にどなたかのお書き込みにもありましたが、
白いものがだんだん黒ずんで仕上がるという状態を経験するようになります。
これを除去するには、もちろん酸素系漂白剤を使うというテがありますが、
できればもっとおだやかに、どんな布地にも安心して使えるノウハウ、というのを模索しているわけです。(^^)

CMCが有効なのは、水に溶くとマイナスの電荷を帯びるので、
繊維表面のマイナス電荷と反発して、汚れをより離脱、分散安定化の方向に導いてくれる、
ということのようです。
これを、天然の物質で行いたいのです。
ほんのちょっとした溶液バランスのコントロール(したがって添加する量はきわめて少量でよい)らしいのですが。
うーん、碩学の皆様の「このおバカさんに教えてあげよう」というお書き込み、
お待ちしております〜。m(_ _)m

( )


投稿1 | ■Re0:分散剤(再汚染防止剤)について puyo 2003/8/10(日)10:48

ioさん こんにちは

とても基本的なことを伺いますが、そもそも、分散剤を加える必要性というのがよく分かりません。
合成洗剤の説明を見ると、必ず分散剤(CMC)が入っているようです。
一方、日ごろ使っている石けんにはそんなもの入っていませんし、洗濯する時に加えるなんて事もしてません。

私は、とても単純に漠然と、合成洗剤は汚れを包み込む能力が少ないので再汚染防止の必要性があるんだろうな。と思ってました。
石けんは、その点大丈夫だと・・・
(これ、全く根拠なし! 私の思い込みです〜

石けん洗濯ではなく無機洗濯をする時には、再汚染防止のための分散剤が必要ということですか?
お話のスタートライン以前の質問でごめんなさい。<(_ _)>

どちらにしても、分解性が悪いCMCは使いたくないですね。

( 台風の被害にあわれた方、お見舞い申し上げます )