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話題762 | ■オリジナル石鹸 ふみ 2004/11/25(木)12:30

昨今のナチュラルブームはだんだんと定着する方向へ来ましたね。
本物を追求する方はどんどんその情報を入手し、より良い物へと変換させ続ける。
それが、お互いの意識を高めあいながら進んで行けるなら、なお嬉しい。

気持ち良く拝読させて頂く中で、今、自分が作っている石鹸の作り方を知って頂き、より、沢山の方々に「苛性ソーダがないと、手作り石鹸なんてできないんだよねー」と思い込んでる壁を壊し、より身近なアイテムにして頂けたらなーと思ってます。
捏ねる腕力さえあれば、大丈夫ですから。(笑)

私は、石鹸粉として出来上がっている状態の物を、新たに、自分の育てているハーブやら、蜂蜜などを加えた、「今、私の体が欲している成分を練り込んだものや、その適応場所に必要なものを練り込んだ」石鹸を作っています。だから、多くの種類があったり、中には、これはー・・・って思うのもありました。それでも、成分も何もかも自分が分かっているのですから、問題なく子供の靴洗いになったり、ハーブガーデンというか、どうみても畑かぁ〜、で使った道具を洗うものとしたり、色々と楽しんでおります。

まずは、石鹸の粉はどうやってできているか?。
これだけは把握しておいて欲しいので、付け添えさせて下さいねっ。

これは、オイルと苛性ソーダを反応させ、乾燥させれば石鹸になると言う状態のものを準備。
石鹸にはご存じの通り、副産物として、グリセリンが生まれます。しかし、ここでは、遠心分離器にかけて、グリセリンを除去。ただし、全てをカットするのではなく、各メーカーによっての基準があるようです。そして〜。
筒状のドラムの中は、燃えない程度の高温になっていて、そこへ、先ほどの遠心分離器に掛けた液体を霧状にして上空から(と言っても5メートルくらいよ)吹く。その際、下へ落ちるように風を流しています。
霧状となっていた液体石鹸は、下へ到着するまでに瞬間乾燥し、粉石鹸に仕上がります。

ちなみに、洗濯用粉石鹸として販売されている粉の中に、ごく微量ですが、黒い粒?のようなものを見られたことがありますか?。
それは(ハイ、これもきっちり洗濯石鹸のメーカーに尋ねましたよ〜)ドラムについた液体石鹸がコゲたものだそうで、洗濯するには問題がないそうです。(笑)
私がこれを指摘した為に、定期的なコゲ落としの作業を、二倍にしましたので〜とご報告も頂きました。

スーパーで陳列される石鹸も、化粧品店で見られる石鹸も最初の行程には殆ど変わりがないと思います。ただし、キッチンの洗剤として、お風呂の洗剤として、また、洗顔用の石鹸として、徐々に行程が複雑化して行くそうで、その場に適合した物へと助剤が組み込まれ、製品化していくんです。と、化粧品メーカーの人は自信たっぷりにお答え下さったのですが、助剤がどんなものであるのか、ホントに分かってる?とお尋ねしようと試みたんですが、その時は軽くあしらわれて終わりました。

まあ、でもこれで洗濯用として売られている石鹸やそれぞれに区別した洗剤が、どのようなルートで陳列しているか、分かったと思います。

石鹸の成分ですが、これは多種多様にあります。
確かに牛脂と植物油のブレンドで反応させている石鹸粉はしっとり感もあると思います。
しかし、人によってはその牛脂が毛穴に詰まり、肌トラブルの原因になったりもします。
だから、主成分となる石鹸素地の見極めはとても重要です。

初めて作るのなら、ハーブソープキッドのようなものが自然派指向のお店になら販売されているので、そちらで試してから、手順などを覚え、自分のオリジナルを作られるといいでしょう。

では、基本レシピを。

1. 植物100%で作られた植物石鹸粉 500g
2. お好みのハーブ1/2カップを300ccの水で煮出した
                 濃いハーブティーエキス100cc
3. 蜂蜜 30cc
4. ホホバオイル1滴
5. 精油ローズマリーやペパーミント、それぞれの効能に合わせて。無くても良い。

以上の物を準備します。

では、初めに大きなボールに、1の石鹸粉をザザッと入れます。
次に、40度前後の温度に温めた2を半分の量を入れ、気合いを込めて、捏ねます。
湯煎にかけた蜂蜜がサラサラになったらこれも混ぜ合わせ、ひらすら練ります。
この時、白かった石鹸素地は茶色になったり、ラベンダーだとブルーグリーンの色になります。
堅さですが、ポロポロならば、残りの量を加えます。石鹸素地によっては、500gの素地に500ccのエキスが必要なのもあるので、調整が必要ですが、形を整えられるくらいの固さが丁度良いと思います。精油は、揮発しやすいものですから、最後に、ホホバオイルと混ぜてから
入れます。そして充分練り合わせたら、100g前後でやや平ら気味に、あぁ、コロッケとか、ハンバーグのような感じかな。ここまで来たら、日陰干しで一ヶ月。時々、上下をひっくり返して出来上がりです。

ボールですると、後かたづけが〜って思われるなら、ビニール袋でも可能です。
兎に角練る!これが全体にエキスを行き渡らせるコツですから。
これは、洗顔・ボディー・洗髪にどうぞ。

たった一つのオリジナル。
石鹸に練り込んだ成分は、皮膚細胞を通じて体を還元させてくれますから。
是非、お試し下さいねー。

( おひさま色の暮らしを満喫しています。 )


投稿4 | ■Re3:オリジナル石鹸の良い所 io 2004/12/5(日)14:09

ふみさん、またまたこんにちわ。

> 前回は、デメリットをお話したので、今回はメリットをお伝えします。

はい〜。(^^)

> 苛性ソーダで反応させる石鹸の場合だと、精油は一回で何十滴と使用するのに対し、
> 粉石鹸に混ぜる場合だと、せいぜい5滴で充分ですから。(笑)

石鹸を自然の精油で香らせようと思うと大変ですから、
なるほどこれは本当に経済的ですね〜。

> 洗い物や洗濯をするでも、ローズマリーやセージ、ラベンダーなどの精油1滴と
> ホホバオイル一滴を加え、シャンプーにするでも多様に使えます。

うーむ、ほんとうに手軽で使い心地がよさそうです。
日常生活には、このお気楽さはとってもうれしいですね〜。

ふみさんのお話、特にエッセンシャルオイルの節約方法としてすごく優れていると思いました。
ちょうど切れたところなので、私もさっそく台所用の石鹸でマネしてみます〜。

( )


投稿3 | ■オリジナル石鹸の良い所 ふみ 2004/12/4(土)13:35

みなさん、こんにちはー。

前回は、デメリットをお話したので、今回はメリットをお伝えします。

目に見えて分かるのは、精油の使用量です。
苛性ソーダで反応させる石鹸の場合だと、精油は一回で何十滴と使用するのに対し、
粉石鹸に混ぜる場合だと、せいぜい5滴で充分ですから。(笑)
お財布も嬉しいと思います。

固形にこだわらず、液体だって、すぐに出来るんですよっ。
ハーブティーを頂いた後、もう一度熱湯を注ぎ、15分くらい放置してエキスを取ります。
(300ccくらい)大さじ半分ぐらいの石鹸粉とそのエキスをシェーカーなどで溶き、
洗い物や洗濯をするでも、ローズマリーやセージ、ラベンダーなどの精油1滴と
ホホバオイル一滴を加え、シャンプーにするでも多様に使えます。

その後は、ハーブビネガーリンスですねっ。
勿論、髪に必要な効果が見られるものをビネガーにつけ込むので、その作業も楽しいですよ。
キッチンストッカーをあけると、同じ形の瓶が勢揃いして、とっても綺麗だし。(笑)
満足感も湧くというものです。
リンスとして・化粧水として・こびりついた汚れを浮かすものとして・サワードリンクや
お料理のきどったソースの材料として・・きりがなく使用頻度の多いものです。

ぜひ、お試し下さいね〜。

( おひさま色の暮らしを満喫しています。 )


投稿2 | ■粉石鹸の選び方 ふみ 2004/11/29(月)11:33

こんにちはー。
関心を持って頂いて、嬉しいです。

助剤として練り込むハーブエキスの方。もっと詳しくお話すると、最低でも飲み物として
頂ける物を準備頂くと有り難いですし、私のハーブ畑は無農薬で腐葉土も勿論自分で作り
ますし、与える肥料は、微生物が活躍してくれる有機肥料。
ガーデン初心者の頃は、人工的なのを使ってたんだけど、土がかなり痛む事を実体験。
どこから湧いてくるか、体中毛むくじゃらの害虫が異常発生して困った時もありました。
それ以後、試行錯誤を繰り返しながら、今のスタイルをとっています。
実った「ベリー類」や「タラゴン」などの葉物を、そのまま口に出来るのって、
凄いと思いませんかぁ?。(笑)
休耕田を利用してるので、作り甲斐があると言うものです。(笑)

素材にこだわる!。
「そうそう」って(笑)頷きましたよ〜。
少し話しがズレますが。
年間を通じて、人がどれだけの「農薬栽培植物」を口にしているか、想像出来ますか?。
(食品添加物・着色料・香料・保存料・ワックス・化学肥料・残量農薬・殺虫剤・除草剤の
残留物)などを含めると、何と6キロ。
全員がそれにあてはまるかと言えば、個人差が当然ありますが。

キャ〜こわっ。
それじゃぁ、肝臓がいくら毒素を濾過しようとしても追いつかないって。
季節の旬でもないのに、夏のお野菜が綺麗な色で礼儀良く整頓されて山積みされているのは、
私の中では、やはり抵抗があります。
だから、畑でせっせとお野菜を作り(野菜は、義父母担当ですが)今、収穫されたのを
頂き、生きる糧へとさせて貰っているのです。
沢山実ったものが一年中頂ける筈もありませんから、水煮にして冷凍保存したり、
お漬け物にしたり、ジャムにしたりと、スローフードライフをしています。
楽しむまでには至りません、ただただ大忙しな日々ですね。

こだわりを持つ。
そしてより柔軟な考えは、良いものを受け入れ、先人の知恵を活用する事だと
今は思っています。

多分、私の言わんとする部分が理解して頂けると思う分、
「何故、洗濯用の石鹸でいいの?」。とioさんの中に疑問が湧き上がるでしょうね。
炭酸塩などの表示の入ったものは、全部無理。使えません。
実験の大好きな私はとりあえず、近所のスーパーで見かけた一切の補助剤の使われてない
単なる石鹸素地を購入し、試したんだすが、本来、洗濯用として作られているのですから
溶けやすくしていて、基本の作り方では完全に不出来なものへとなる時が有ります。
だからこそ見極めが必要で「試してみる」と言う行動は、新しい何かを発見したり、
絶妙の「匙加減」が生まれたりするのだと思います。

私の使っているパーム椰子のバージンオイルで作られたものは、ご存じの通り、
洗浄力と細かい泡立ちに魅力がある分、顔にある本来の潤いまで奪ってしまいます。
だから、ハーブが個々に持つ力を借りて「極上」の物へと変えるのです。

苛性ソーダで作られている時に、どうしてか失敗した!って言う時も手練りの石鹸にできますし、そうそう、先日のんちゃん宅で手ほどきを受けて作成したんですよ(のんちゃん、お世話
になりましたぁ。私ったら、気合い満々で泡立て器をグールグル。アニマルHさんじゃぁあるまいし、何故か目に力入れてたよねー。(笑))
で、その一部と手元にある粉石鹸でローズの石鹸を作りました。
洗顔専用にしてたんですが、気がつくと洗面所においていた石鹸がお風呂場にありました。
(大抵の予想は付いてるんだぁ。ママだけ違うのを使ってるのは怪しい!、これって
どんな感じやろーって、好奇心が動くのは〜。(笑))
随時、7種類くらいの石鹸がゴロゴロ。気分によって使い分けです。
バスタイムは、せかされたくない至福の瞬間でありたいですし。
しかし、子供達や夫から、素地をオリーブオンリーでとか、より潤いのあるアボカドオイルの
ベースでって言われた事はありません。残念ですが。(笑)
けれど、体は正直ですねっ。
自分達の中でヒット賞を上げたいって思うのは、誰もが手にするのですから。

で?。デメリットを話し合って〜の下りには、「吉本」バリに、ひっくり返りそうになりましたが(爆笑)、何でもそうですよね。
良い物の後ろには、絶対こういうデメリットもあるのですから〜。

まず、第一に。
見た目も綺麗にしようと、出来上がったばかりの石鹸にドライハーブを飾り付けたら乾燥途中で「カビ」が生えたり。いざ、それわ使おうとすると、洗面所やお風呂場はスゴイ事になりますし、何より上手く泡立てられませんね。
乾燥させる一ヶ月の間、陽の当たらない日陰で風通しよく乾燥させるので、
管理も大変かな。人の出入りが少ない座敷とかで干すのは可能。でも、週に一度は上下を返さ
ないと、色むらが出来たり。
分量を計ったり、混ぜたりする時、粉が舞うのでマスクが必要で。
微粒子からペレットまで種類は有りますが、結構本当に力のいる作業ですね。
ハーブエキスは、店頭にはドライになっているから、まずは乾燥させてないと・・。
と誤解されていますが、フレッシュこそ、使って欲しいですねっ。

また長くなってしまいましたがぁ〜。
この辺で。(笑)

( おひさま色の暮らしを満喫しています。 )


投稿1 | ■Re0:オリジナル石鹸 io 2004/11/28(日)19:26

ふみさん、こんにちわ。
すてきな石けん手作り提案をありがとうございます〜。(^^)

まぜまぜ、こねこねするだけで、苛性ソーダをさわらなくていい石けん、
これはすごくありがたいですね。
いい石けん粉が見つかれば、本当に手軽にオリジナルが楽しめますね。

ふみさんは、100%の植物石けん粉をおすすめくださっていますが、
その植物石けん粉の製造に使われている植物油の種類は、
とりあえず普通のクオリティもの(ってどんなもの?)なら、
あとは混ぜ込む補助材料によってかなり補いが効くというお考えでしょうか。

実は、私の中には、真に上等な石けんを作るには、
まずよい油を求めよ、というけっこう高いハードル(笑)があって、
原料の油でケチったり、妥協するとイケナイんじゃないかという思い込みがあります。

原料がいいに越したことはないけれど、普通の石けん粉をこねこねするだけでも、
補助材料の働きで、あとからかなり上等な石けんに近づけることもできるということなら、
ビギナーさんや、めんどくさがりやさんには、
とてもありがたい長続きの秘けつになるかな、
かなり目からウロコだなと思いました。

よかったら、まぜまぜ・こねこね石けんのメリットデメリットを、
もっと話し合ってみましょう。(^^)

( )