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話題945 | ■やかんのからだき io 2005/9/9(金)19:15 | |
みなさん、こんにちわ。 CPPに、ガンガンに空だきをして黒くなってしまったやかんの外の汚れ(炎がずっとなめていた跡ですね)は、 重曹で落ちないかというお問い合せをいただきました。以下はそれに対する回答です。 もしかすると、同じように悩んでらっしゃる方もいらっしゃるかもしれないと思いましたので、 一般的なケースということで転載します。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− やかんの外の黒こげは、汚れというより、黒サビです。 炎による鉄の酸化膜です。重曹で取るのは無理だと思います。 鉄をボロボロにするサビは赤サビと呼ばれます。 ステンレスがなぜさびないかというと、俗に白サビという薄い酸化膜で、 鉄表面を覆っているからです。白サビが赤サビによる金属腐食を防ぐのです。 もうひとつ、黒サビも金属腐食を防ぎます。中華鍋をわざと焼き切る理由です。 というわけで、空だきするということは、もともとステンレスの表面を覆っている白サビを破壊し、 黒サビに変えるということです。それは、汚れを重曹で中和分解することとは、まるで違うお話です。 油の焼けこげは重曹で取れますけど、金属そのものが変化したものはどうでしょうか。 家庭では、もう一度強めの磨き粉でこすってみるくらいしか手はないのではないでしょうか。 それで再び表面に白サビが戻ってくればいいでしょうけど、製品によっては、磨き傷として残るだけかもしれません…。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ご参考になりますれば幸いです。(^^) 詳しい鉄の振る舞いを知りたい方は、 http://www.bl-net.com/jinmetal/jin13.htm 仁メタルさんの「鋳物屋千夜一夜」のページ、第十三話の鋼アラカルト(ステンレス(錆びない鋼)のお話し)が大変参考になります。 この企業さん、他のページもかなりマニアックで鉄好きにはこたえられません。 もののけ姫の世界を思い出しますよ。(^^) ではでは。また。 ( ) |
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