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翻訳単行本『魔法の液体ビネガー(お酢)278の使い方』

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画像 題名:魔法の液体ビネガー(お酢)278の使い方
著者:ヴィッキー・ランスキー
編著訳者:クリーン・プラネット・プロジェクト
原題:VINEGAR
2003年12月15日刊行
税込定価:1,296円(本体価格1,200円)
216ページ A5変型並製
ISBN4-87031-589-0
飛鳥新社
ロングセラー『魔法の粉ベーキングソーダ(重曹)335の使い方』に続く、未来型ナチュラルリビングのための安全・安心・楽チンアイテム研究決定版!
日本では、ビネガー、つまりお酢は、古くからとてもなじみ深い調味料ですね。でもこの液体、弱アルカリの性質を持つベーキングソーダのベストパートナーであり、そのすっぱい(酸)性質をうまく用いて、まだまだ活躍させる場がたくさんある、家中お助けのスグレものだったのです。
クリーン・プラネット・プロジェクトでは、あらためて、じっくりと、お掃除、洗濯から美容、チャイルドケア、ガーデニングまで、ビネガーで自然に暮らす古くて新しい知恵の数々に大注目しました。
この本では、これからのナチュラルリビングの大きなヒントになる、なんと278もの使い方を紹介しています。
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はじめに

 『魔法の粉ベーキングソーダ(重曹)335の使い方』(ヴィッキー・ランスキー著 クリーン・プラネット・プロジェクト(CPP)訳 飛鳥新社)刊行から一年、これまでに日本全国のみなさんから、たくさんの驚きと感激の声が届きました。
 著者のヴィッキー・ランスキーさんと、翻訳をした私たちCPPのボランティアスタッフたちにとっても、この一年は、あらためてベーキングソーダとそのまわりの自然物質のすばらしい可能性をじっくり見つめ直す貴重な機会となりました。
 楽に、自然に、合理的に。私たちの目指す未来型ナチュラル生活の基本的な精神は、地球の浄化の営みと同じ原理で、家の中をキレイにすることです。そのためには、身近な自然物質の、今まで知らなかった作用原理をきちんと整理して頭に入れておく必要があります。

 ベーキングソーダでその威力を知ってくださったみなさんからは、
「ベーキングソーダとよくコンビで使うビネガー(お酢)について、同じようにもっときちんとわかる本があるといいのに」
という、次なる要望が届き始めました。

 でも最初、CPPスタッフは懐疑的でした。確かに、ビネガーはベーキングソーダのベストパートナーですが、
「日本ではもともと単独で昔から家事に役立てている人は多く、使い方もベーキングソーダと比べるとかなりよく知られているから、わざわざ本を出す必要はないのでは?」 と思っていたからです。

 そんなとき、ランスキーさんからお便りが届きました。どうやら、アメリカでもビネガーの本を出すことになったようでした。
 ランスキーさんは、日本での、ベーキングソーダの反響をとても喜んでくださっていて、この本も、ぜひ日本の読者のみなさんに読んでいただき、ビネガーの素晴らしさを知ってほしいと、強く要望されました。
 私たちも、もう一度、日本の国内外に古くから伝わるビネガーの使い方を、詳細に検討してみました。
 そこで気づいたのは、やっぱりビネガーも、古くから伝わる素朴なノウハウはあるものの、いまだに21世紀のナチュラル生活にふさわしい、合理的に検証された新しい知恵にはなりきっていないということでした。
 そこでCPPはランスキーさんと話し合い、単なる翻訳ではなく、和洋の知恵をつむぎ合わせた全く新しいビネガーの本を作ることにしました。

 アメリカでは当たり前だけれども、日本ではまだ普及していないこと、日本では実行しているけれども、アメリカではむずかしいことなど、さまざまなトピックスが海を隔てたディスカッションの俎上に乗りました。
 そうして洗練された、古今東西のとびきりの知恵と工夫をギュッとつめこんだハッピーな“共著”がこの本というわけです。
 ビネガーには、私たちがこれまで経験的に知っている以上に、暮らしのさまざまなシーンで活躍してくれる豊かな可能性が隠れています。ベーキングソーダと同じようにいくつかの作用原理があり、場合に応じてその機能を的確に引き出すことができれば、ビネガーは、本当にエコロジカルな生活の基本物資として私たちの暮らしを土台から支えてくれます。

 地球と、そこに生きる命に優しい、知恵ある未来の快適な暮らし。
 また一歩、その道をみなさんとともに前進することができそうです。
 今回もたくさんの「目からウロコ」と「安心」をお伝えします。ぜひ実際に試してみて、地球と同じ浄化の営みを楽しんでください。

ヴィッキー・ランスキー(著者)
クリーン・プラネット・プロジェクト(編著訳者)
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この本について

●ビネガーは、こんなことに使えます!
  • 洗顔後のお肌のお手入れに (ビネガー化粧水)
  • お風呂の入浴剤に
  • お風呂の水アカに
  • めがねのお手入れに
  • キッチンのシンクやカウンターなどの掃除に
  • 配水管の掃除に
  • ガラス食器のお手入れに
  • トイレのしみ汚れに
  • 家電製品のお手入れに
  • もちろん、様々なお料理にも! ※酢のにおいが気になる方には、とっておきの方法が??

この本の中に出てくるビネガーの基礎知識、使い方、Q&Aについて
序章 ビネガー(お酢)の基礎知識
古くからあるビネガー(お酢)を新しく知る
ビネガーの使い方
においのしない「ビネガー」を使う
ビネガー表
こんなにあるビネガーの使い道
本書の中の「マーク」の見方
第1章 ビネガーをお料理に
卵を使う料理に 肉の魔法 マリネやタレに
◆基本のビーフ用マリネ液 ◆基本の肉ダレ
スープやソースに 魚料理に
フルーツに 野菜に 炭水化物の調理に 乳製品に ◆ダイエットサワークリーム
調味料に
◆特製マスタード デザートに その他
第2章 キッチンを清潔に
におい消しに シンクとカウンターまわり
◆自家製クリームクレンザー
排水管まわりのお掃除に
家電製品に
食器やグラス類に
ヤカンやコーヒーメーカーに さまざまな容器に 金属の鍋や包丁、カトラリーに
その他
第3章 風呂場、洗面所、トイレ
洗面台に お風呂場に 詰まり気味のシャワーヘッドに トイレに
第4章 家中のお掃除に
まずは床から カーペットに ガラスをピカピカに 壁や木材に 家具に その他
第5章 洗濯と衣服
洗濯に
白く洗い上げる
赤ちゃんのものに
しみとりに
スペシャルケアに
アイロンがけ
革製品のお手入れに
第6章 暮らしのあちこち簡単便利
庭で 車に 室内に
◆ビネガー塗装
家のあちらこちらで チャイルドケアに ペットケアに ペットが汚した後に
第7章 美容と身だしなみ
ヘアケアに 手足に 洗顔に 顔のお手入れに ◆エッセンシャルオイルで作るコスメビネガー ◆ドライハーブで作るコスメビネガー
ボディに ◆バスボム 歯と口内器具のケアに ◆手作り入れ歯洗浄剤
その他
第8章 ホームエイド
手足に
虫さされに 風邪に のどに 体質改善に
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ビネガーQ&A
Q1.ビネガーの歴史について教えてください

Q2.ビネガーの保存のしかたを教えてください

Q3ビネガーはどうやって作られているのですか?

Q4.クエン酸はレモンを原料に作られるのですか?

Q5.スーパーで安く手に入るふつうの穀物酢と、においのしない便利なクエン酸、ふだん、どういうふうに家事で使い分ければいいですか?

Q6.ガラスや鏡などのクリーニングに使う炭酸水は、気が抜けていても大丈夫ですか?

Q7.日本薬局方の酢酸は、料理に使ってはいけないのですか?
Q8.氷酢酸ってなんですか。薬局で買える「酢酸(酢酸30%濃度の水溶液)」と、どう違うのですか?

Q9.自分でビネガーを作ることはできますか?

あとがき

ビネガーの入手先

もっと知りたい人のためのアクセスリスト

著者について

ヴィッキー・ランスキー:VICKI LANSKY
コラムニスト。ロングセラー『魔法の粉ベーキングソーダ(重曹)335の使い方』(飛鳥新社刊)の著者。アメリカでは、家事や子育て、時間の使い方について、数多くの著書があり、すでに合計600万冊以上が売れている。また家庭雑誌の編集者でもある。

本書のあとがきより

 今回もまた、奇しきご縁により、同じ著者、同じ訳者、同じ関心のもとに、ベーキングソーダのベストパートナーともいえるビネガーについて、深く掘り下げた書籍を、日米ほぼ同時に刊行という形で、出させていただくにいたりました。
 このように自然に用意される新しい本の誕生への道筋というのは、ちょうど周囲の祝福のもと、月満ちて赤ん坊が生まれるように、望んでも得がたい、まことにありがたい機会であると、つくづく振り返って考える次第です。
 私たちCPPの活動は『天使は清しき家に舞い降りる』(カレン・ローガン著 1998年集英社刊)をきっかけに、自然なお掃除についてわからないことを、なんでも、ネット上で情報交換して助け合っていこうということから始まりました。

 中でもビネガー(特に日本薬局方酢酸とアルコール酢)については、ベーキングソーダ、石けんとならんで、ナチュラルクリーニングの三大アイテムとしてこれまでにも翻訳・紹介されていましたが、当時の日本側の知識の受け皿はまだまだおぼつかないものでした。
 そもそもベーキングソーダは、いったいどこへ行けば買えるのか、ビネガーにしても、原書に書かれているもの以外に、日本で手に入れやすい材料で、同じ効果が得られるのかなど、誰も、この新しい暮らしの手法に、正確な理解を持たぬまま、手探りで検証するしかない状態でした。
 ベーキングソーダを徹底的に知って実践する前書『魔法の粉ベーキングソーダ(重曹)335の使い方』を手がけたことで、私たちは、カレンさんやヴィッキーさんの言いたかったことの半分まで、ようやく理解できるようになりました。あと半分、すなわちビネガーについての本当の理解は、やはり今回、本書を手がけたことによって初めて、大きく前進したと思います。

 私たちCPPスタッフは、読者のみなさんよりもひと足お先に、検証を兼ねて、本書のいろいろなビネガーの使い方を実験し、結果を報告し合ううちに、ビネガーの使い方が、これまでとはまったく変わってきました。
 特に感心するのは、ビネガーのいろんな物質を溶かす力、においを消す力、そしてサビを消す力です。
 また、美容面でも、ありふれた食酢に、炎症止めとスキンピールという、すばらしい性質が備わっていることに気づかせていただき、驚きました。これだけのお仕事をして、当のビネガーはキレイに飛んであとも残らないのですから、まさにスーパーマンです。
 ビネガー(酸)に対して、アルカリ側にもベーキングソーダという、もうひとりの“スーパーマン”がいますが、この二者が揃えば、どんな場面でも怖いものナシの、未来的なナチュラル生活を築けると、自信をもっておすすめします。

 今回も、身近なビネガーのパワーを、生活レベルの科学で大胆に応用するこの本が、読者のみなさんに、どれほど新しい知識を提供し、またみなさんの生活の発展に寄与するだろうかと思うと、楽しみでなりません。前書と本書、どうぞ続けて読んでみてください。ビネガーはベーキングソーダと対をなす、これからの生活の大切な“基本物資”になることでしょう。
 いずれ今度は、この本を読んでいる貴方が、ビネガーの新しい使い方を教える番になるかもしれません。そうやって、地球に優しい暮らし文化の広まりとともに、みんながその“知恵の樹”にも水をやり、誰のものでもない、でも誰のためにも花咲く、大きな木が育つといいなと思います。
(中略)

 日本版の実現のために働いたクリーン・プラネット・プロジェクトの仲間も、ここで少し紹介させていただきます。「Kaoriiiko」「Sato」???夏の一番楽しいはずの季節に、翻訳原稿の山と格闘しました。「かめ」「Q」???アロマセラピーや医学・薬学の専門知識のもとに、最良のレシピの検証と考案に心を砕きました。「shus」「のんちゃん」「bubu」「puyo」???ビネガーレシピをひとつひとつ、家族や友人と体当たり実験しました。そして今名前をクレジットしなかったすべてのスタッフも、本の誕生を温かく支えてくれました。
 CPPスタッフは、いつでも、地球に優しいお掃除サイトにいます。全員、ビネガーやベーキングソーダといった、地球に優しい暮らしアイテムの働きを実感して心から感動し、本当の意味で自然の流れに乗った暮らしの広がりに、微力ながらもなにか手伝いができればと、手弁当で駆けつけた者たちです。いつでもサイトに遊びに来てください。  ともに新しい知恵と工夫の花を愛で、豊かな未来を開きましょう。

みなさまの真心に、心からの感謝を申し上げつつ
クリーン・プラネット・プロジェクト

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