わが家のナチュクリ・スタメン

うちのキッチンにいつでもスタンバイしている
ナチュクリ・スタメン です。

左から、
石けん泡ボトル
重曹ボトル
粉石けんボトル(オレンジのトップの小さいボトル)
ビネガースプレー
重曹水スプレー

石けん泡ボトル の下に沈んでいる水色のものは?
と聞かれることがよくあります。
石けん泡ボトルはトップが重いので、石けん液が少なくなるとプッシュしただけで倒れることがあります。
使いづらいったらありゃしない!
なので、水色のビー玉を入れて重し代わりにしています。
これでボトルが倒れることがなくなりました。
きれいなビー玉を入れて気分もアップです!(^^)

イセヒカリの原種をお米にしたもの

CPPがお届けするイセヒカリ、
山口県徳佐にいらっしゃる吉松敬祐さんに作っていただいています。

吉松さんが作っていらっしゃるのは全てが原種で、農家にわたって種籾を生産するのに使われます。
CPPがお届けするお米は「イセヒカリの原種をお米にしたもの」です。

はて、「原種をお米にしたもの」って? 
すぐに理解できた方は、すばらしい。

まず、知っておきたいのが、「お米の生産方法」。
下の図をご覧下さい。
私たちがお米を店頭で手にするまでに、これだけの生産工程があります。
お米の生産工程

ご存知の方も多いかと思いますが、
お米の生産者(農家)は、自分の田んぼで収穫したお米ではなく、
JAなどから毎年「種籾(たねもみ)」を購入して、お米を生産しています。(図の4)

図を順にご説明すると、
品種の「原原種」といわれる種子は育種された農業試験場などで貯蔵しています。
イセヒカリの場合は民間で育種された品種なので、
吉松さん宅と山口県神社庁に100年分の元種が冷凍庫に保存されています。
2箇所で保存しているのは、何かの事故で元種が失われる危険を避けるためです。

イセヒカリの場合、貯蔵してあるの元種200gを水田に植えて増殖して「原原種」がつくられます。(図の1)
そして、「原原種」を次の1年で増殖して原種が作られます(図の2)。
その原種は種籾を作る農家で増殖されて「種籾」が作られ(図の3)、
農家は「種籾」を購入して一般消費者向けのお米を生産します。(図の4)

稲からお米が取れるのが年に一回ですから、私たちが店頭でお米を手にするまでに、
4年かかってるということになります。

なぜ毎年種籾を買うのでしょうか。
自分の田んぼから収穫したお米を来年のお米の生産のために保存する方法を「自家採種(じかさいしゅ)」といいますが、自家採種を繰り返すと、その品種の良い性質がだんたん薄れていくことがあります。

それは、人間もそうですが、親と全く同じ子供はできません。
そして、隣に違う品種が植わっていれば、その品種と交配する可能性もあるのです。
したがって、コシヒカリならコシヒカリの特性、イセヒカリならイセヒカリの特性をもったおいしいお米を生産するために農家は毎年種籾を買う訳です。

では、イセヒカリについて。
吉松さんはイセヒカリの品種の固定に携わった方で、
神社庁より依頼されて原原種を保存されています。
そして全国のイセヒカリの原種の生産をされています。
その原種が特定の生産技術を持った農家(採取農家といいます)にわたって種籾を生産するのに使われます。
その原種でCPPのお米を作ってくださっているのです。
普通の流通米よりも二代早い段階でいただいている、イセヒカリの二代目、より純粋なのです。

イセヒカリ本来の美味しさ。
イセヒカリは伊勢神宮より山口県の農業試験場に渡り、品種が固定されました。
稲はその育つ風土によって味が変わってくるといいます。
したがって、山口県の土地で育ったお米がもつイセヒカリの味がもっとも純粋なイセヒカリの味、それも、品種を固定された吉松さんが作っていらっしゃるからこそ、本来の理想とするイセヒカリの味がCPPのイセヒカリで味わえるのです。

ちょっとマニアックな視点からのイセヒカリをご紹介してみました。
こんなことを頭の片隅におきながら、イセヒカリを味わってみてはいかがですか?
また、これからはもっと様々な品種や自主流通米が出てくる時代、
ちょっとこんな知識をもとに、いろんなお米を試してみるのもおもしろそうです。

参考:
バーチャル未来科学館(http://common.pref.akita.lg.jp/kagakukan/2f/nousan/1/menu6/a.html
奈良県(http://www.pref.nara.jp/10021.htm
庄内平野のホームページ(http://shonai.zennoh-yamagata.or.jp/situmon/fqa/s_16.html#11

イタリアの重曹事情

私の住んでいるモンタルチーノのスーパーでは水や炭酸キューブなどのコーナーに重曹が置いてあります。
500gで0.5セント。約60円くらいです。CPPでは二キロで980円ですから四分の一の値段ですね。
モンゴル産とかそういうプレミアはないので比較にはなりませんが...。
パッケージには食品用と書いてあります。

裏には使用例が書いてあります。私の勉強ついでに訳してみました。

ーいろいろな使用方法ー
キッチンで

①果物や野菜を洗うために
1リットルの水につき小さじ1杯の重曹を入れ、10分浸けおきし、流水ですすぐ。

②焼き菓子をさらにふっくらさせるために
ベーキングパウダーの補助として、小さじの先端に少量の重曹を取り、他の材料と混ぜる。

③野菜や豆の料理のために ~色を美しく保ち、根ものや葉ものの苦みをとる(←これきっとアクのことでしょうね)~
水1リットルにつき、小さじ一杯の重曹を加える

④煮物料理のために ~肉を柔らかくする~
なべにひとつまみの重曹を加える

⑤食器洗濯機の嫌な臭いを消すために
洗浄前に食器洗濯機の奥に小さじ一杯の重曹を置く

家のために

①金属製品をピカッとさせるために
濡らした柔らかい布に、ひとつまみの重曹をパラパラとふり、やさしく磨く

②カーペットをきれいにするために ~消臭と色の再生に効果~
重曹をたっぷりまき、24時間放置したあと、掃除機をかける

③石灰と沈殿物の形成を減少させるために(うーん、うまく訳せないなあ...CPPメンバーの皆さんお助けを!!.)
洗濯洗剤に大さじ1杯の重曹を加える。

④洗面台、台所のシンク、風呂の衛生のために

⑤くしやブラシの洗浄に

⑥脱臭剤として
口の開いた容器(例;グラスや茶碗)に満杯の重曹を入れ、冷蔵庫に置き、二ヶ月に一度交換する。
タンスや靴箱等にも同様に使用できる。

衛生のために
①風呂でのリラックス効果のために
200gの重曹を風呂に入れる。

②乳幼児の沐浴のために
10リットルのお湯に大さじ1杯の重曹を入れる。

③足湯の緩和剤として
よく温めたお湯1リットルにつき大さじ二杯の重曹を入れる。

イタリアでは料理用の大さじ,小さじを見たことがありません。参考のために料理本より、、。なんだか幅広いのですよねえ。お国柄かしら??おおざっぱ?
大さじ 水12~15cc分
小さじ 水3~5cc分

と、まあこんな感じです。特に目新しい使用法はないですね。
紙の箱の中には紙の袋に梱包された重曹が入っています。開封していなくてもサラサラと箱から出て来ます。大雑把ですねえ。これもお国柄?
おおらかな国ですから!!!

CRASTANという会社の製品です。他にも2種類くらい見たことがあります。大きな街にいけばもっと種類があるのでしょう。
またレポートしたいと思います~!!

Molti usi per il bicarbonato:
• Per lavare frutta e verdura: un cucchiaino ogni litro d’acqua. Lasciare agire per 10 minuti

CPP つや肌ミネラルパック-麦飯石とは?

美濃白川産麦飯石配合のつや肌ミネラルパック登場!
さて、その『麦飯石(ばくはんせき)』とは?

麦飯石
— ミネラル補給、老廃物の吸着 —
美濃白川産麦飯石を使用。麦飯石は表面積が非常に広く、
多孔質性であるため強い吸着力を持ち、毛穴の奥の老廃物を吸着するほか、
肌の炎症を抑える働きがあります。
ミネラルの宝庫とも言われ、皮膚から良質の天然ミネラル成分が浸透し、
肌に活力を与えます。

— 日本では岐阜県加茂郡白川町黒川でしか産出されていない貴重な石 —
日本は火山列島と言われるように複雑な地質構造を持っており、
色々なタイプの鉱床があり、火成岩の種類も豊富にあります。
その中で麦飯石は半深成岩に属する石英斑岩になります。
この石の成因については定かでなく、5000万年~7000万年前にかけて噴出・貫入した火成岩(花崗岩質ペグマタイト)と推定されています。
この頃の花崗岩質ペグマタイトには放射性元素を含むことが知られていますが、
麦飯石には放射能核種は含まれていないことが分かっております。

実に25

2月10日(金)ロビーには歌を、傷にはワインを

相談、説得、議論、妥協、
連絡、手配、報告、挨拶…
といった単語にまみれて一日が過ぎ、
本日最後の打ち合わせ用件のため、
都内の小さなホテルに赴く。
午後9時半。

このロビーは足音が響くので、
いつもヒールをそっと下ろす。
でも今日はちょっと様子が違う。

ジャンベの音がする。
民族衣装の女性4人がアカペラで歌っている。

金曜の夜、小さなコンサートが開かれていた。
隅のソファにちょこんと腰を下ろし、そっと耳を傾ける。
「これは思わぬプレゼントだなあ」
待ち合わせた相手も場所を変える気はなく、
次第に微笑みが増えて、話もはずみ始める。

ひとかたまりだった女性たちがフワリと展開し、
客たちの座るソファを囲んで輪になった。
ささやくように「上を向いて歩こう」の歌が始まる。
文字通り、生の3D音源と化したヴォーカルが、
客たちの頭上でひとつに溶け、ゆっくりと落ちてくる。

「月だ」
相手が真上を指さした。
ホテルの透明な天蓋を突き抜け、
蒼い光の束が眼底を射す。
ウエヲムイタラツキ

突然記憶が蘇る。
中国の、名前も知らぬ奥地の塔に佇んだとき、
今日と同じように空から降ってきた優しいものに触れた。
誰かが歌う「アヴェ・マリア」。

そのとき私は、
ともに旅をしていた少年のわがままに疲れ、
思わず怒鳴ったあとだった。プイッと子どもが消えたあと、
かなしみがあふれた。愚かな。彼も苦しんでいるのに。
Ave Maria