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のんちゃんの「水が足りないときの生活の知恵」

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ジュウソイストのみなさま、こんにちは!

震災の被害に遭われた方々へ、お見舞い申し上げます。

このメルマガは明るく楽しく、をモットーにずっと書いて参りましたが、
想定外の震災で、のんちゃんは、とても楽しい気分で書く事ができません。

でも、皆さんのお役に立つ、そんな事柄を載せていけたら、と思い、
今月は少し趣向を変えた内容でお届けしたいと思います。
CPPのツイッターのほうでも、メンバー達が呟いていますので、ぜひ参考にしてくださいね。



のんちゃんは、数年前、台風で、住んでいる地域全域が川の氾濫で水に浸かったことがあります。
川の流域全部だったので、かなりひどいものでした。

実家とは、ほんの少しの高低差で、我が家はぎりぎり水には浸かりませんでしたが、
洪水が去って、外に出てみると、道路はなくなっている、
そこにぶらんと水道管がむき出しになってぶら下がっている・・・・
それからしばらく、ライフラインは復活したり止まったり・・・・と、安定しませんでした。


今、震災に遭われている方達の規模ではありませんが、その時、
自然は恵みを与えてくれるばかりではないのだ、と、思い知らされました。


まず、お水の確保が大変でした。


井戸水はすっかり濁り、とても飲用に適するものではなくなっていました。
頼みの水道は出たり出なかったり・・・
出ているうちに、バケツ、ボウル、お風呂の湯船・・・・などなど、
その時入れられる限りのものにお水やお湯を入れました。


この時、忘れてはいけないのが重曹をひとつまみ。

飲用水にはひとつまみ、お風呂にはカップ二杯は入れたでしょう
・・・なんと、何度かお湯を足し足し、ずっと使えたのです。
お湯を足すたび、重曹も一カップずつ入れました。


時は秋、残暑の残る日々、湯船には皆、浸からずに、汲んで使っていましたけれども、
一度沸かしたお湯なのにも関わらず、臭うこともなく、長い間、そうして使えました。

この湯船のお湯は、洗濯に、トイレの流すお水に、と、飲用以外の場所で大活躍でした。

そして、今もそうであろうと思うのですが何より困るのは、トイレです。
水の溜まっているところにお酢を一カップ、流し入れておきます。
これは、薄めず、原液でいいと思います。

おしっこをする時は、水を流さず、これでじっとこらえます・・・家族なので、まあ、我慢しましょう。
いよいよ、便が出たときのみ、バケツでお風呂場からお水を汲んできて、それをざざっと流します。
そして、汚物がなくなったところで、またお酢を流し入れておくというわけです。


あと、食事の後のお皿・・・使い捨てを使うのも、ラップをかけて使うのももちろんいいのですが、
ここでも重曹をフルに使いました。


ひどい汚れは新聞紙などでぬぐい、直接パラパラとかけて、残った汚れを重曹に吸わせます。
そして、ゴムベラなどで重曹ごとはがせば、本当にキレイになっています。
この時ぬぐった重曹は、もったいないので、生ゴミにかけたり、排水溝のお掃除に使います。
ここまで汚れをはがし取っていると、あとは、濡れたふきんで拭いておけば重曹の微量にのこった
ざらざらとした粒子がなくなります。


また、お風呂になかなか入れなかったりすると、気持ちが悪いもの・・・
そういう時は、キッチンペーパーを重曹水で濡らして、ウェットティッシュ代わりにすると、とても快適です。
ご飯を食べる前、朝起きた時・・・・水を充分に使えないときの頼みの綱です。
使ったあとのティッシュは、のんちゃんはバラバラにちぎって、玄関に撒いて、ホウキではいて、はき掃除に使いました。


そして、洗濯は、主に手洗いとなりました。
重曹水に漬け込んでおいて、よく揉み、汚れを水に溶かし出させ、次によく絞り、
今度はビネガー水にチャプンと浸けて、そしてまたよく絞り、干しました。


のんちゃんのところは、電気の復旧は割と早かったので、手洗い洗濯は1日半くらいですんで、
あとは、洗濯機に、脱水をお任せできるようになったのですが、いかんせん、水道は結構長い間、不安定でしたから、
本格的な洗濯機にお任せ洗濯は随分先でした。


重曹とビネガーだけでのお洗濯は、繊維がごわごわになってくるし、
取りきれない脂汚れやタンパク質のせいで、黒ずんでもくるのですが、背に腹は変えられないので、
その方法でずっと対応していました。
ニオイだけはしないので、見た目には目をつむりました。


また、ハミガキは、コップ一杯の重曹水で済ましていました。
まず、うがいして、ブラシで磨き、もう一度うがいをしておしまい!
少量、重曹水を残しておいて、軽く歯ブラシについた唾液などを洗い流します。
でも、流しきれませんよね?なので、常に、全員の歯ブラシを、もう一つのコップに溶け残るくらい
重曹を入れて、過飽和状態にした重曹水に漬け込んでいました。
これは、さすがに、一日一回は変えましたけど・・・
おかげで、歯ブラシも口中も、ずっと清潔でいられました。


どうでしょうか?
少しは皆様のお役に立てる内容がありますでしょうか?

あのすさまじい震災の中、助かった皆様の命を、どうぞ大切にしてください。


離れた場所で、このような雑文を書くことしかできない私ですが、
それでも、なにか出来ることあれば、お手伝いするつもりです。
日本中でそう思っている方達がたくさんいます。


当たり前すぎて、聞き飽きたかもしれませんが、希望を持ってがんばってください。
明けない夜はないのですから・・・
  
                             (CPPスタッフ のんちゃん)


※【地球に優しいお掃除+】メルマガ第55号 (2011年04月01日発行) より転載



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